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岡山大学 2019年度 前期 数学I・II・III・A・B理系数学 第4問

座標平面において線分L:y=x(0x1),曲線C:y=x2x+1(0x1)およびy軸で囲まれた図形をDとする.以下の問いに答えよ.

(1) C上の点P(t,t2t+1)からLに下ろした垂線とLの交点をQとする.線分OQの長さutで表せ.ただしOは原点とする.

(2) (1)のP,Qについて線分PQの長さをtを用いて表せ.

(3) 図形Dを直線y=xのまわりに1回転してできる立体の体積を求めよ.

難易度6/ 10計算量6/ 10目安22

積分図形と方程式 座標設定体積計算、置換積分

方針

直線 y=x に沿う座標 u と,その直線からの距離を使う。点 P の射影から uPQ を求め,回転体の体積は軸に垂直な断面の半径を積分して求める。y 軸側の境界も断面半径に現れるため,u の範囲を2つに分ける。

解答

(1)
P(t,t2t+1) を直線 y=x に正射影した点が Q である。直線 y=x の方向の単位ベクトルは 12(1,1) であるから,u=OQ=t+(t2t+1)2=t2+12である。

(2)
(X,Y) から直線 y=x までの距離は YX2 である。したがってPQ=t2t+1t2=(1t)22である。

(3)
直線 y=x からの距離を半径として,軸に垂直な断面を考える。0u12 では断面の端は y 軸上にあり,半径は u である。12u2 では曲線 C 上の点で決まり,(1)(2)よりu=t2+12,半径=(1t)22(0t1)である。よって体積 VV=π01/2u2du+π01{(1t)22}2dudtdtである。ここで dudt=2t だからV=π162+π01(1t)422tdtである。また01t(1t)4dt=130よりV=π(212+260)=2π10である。

別解

解法2

方針

座標軸を45度回転し、回転軸 y=x を新しい u 軸にする。新しい v 座標が回転半径になるので、変換後の領域を図示して円板法を適用する。

解答

u=x+y2,v=yx2と座標を45度回転する。このとき y=xv=0、すなわち u 軸になる。

P=(t,t2t+1) を代入するとu=t2+12,v=(1t)22.(1)(1)
QPu 軸への正射影だからOQ=u=t2+12.(2)
0t1 では v0 なのでPQ=v=(1t)22.(3)
y 軸上では v=u となるから、0u1/2 の断面半径は u である。その先は曲線 C が外周を与える。(1)より du/dt=2t だからV=π01/2u2du+π01v2dudtdt=π62+π201t(1t)4dt=π62+π302=2π10.

総評

難度6,計算量6。想定時間は22分程度。斜めの回転軸に対しては、u=(x+y)/2v=(yx)/2 と45度回転すると、u が軸方向、v が回転半径になる。変換後の図で、0u1/2y 軸由来の半径 v=u、その先は曲線 C 由来と分けることが重要である。積分はすべて表示数式にし、変数変換の微分 du/dt を明記する。

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出典: 岡山大学 2019年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。