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岡山大学 2019年度 前期 数学I・II・A・B/数学I理系数学 第4問

aを実数とする.座標平面上の放物線C:y=2x2+4x+3と直線L:y=2axa2について,以下の問いに答えよ.

(1) CLが異なる2点で交わるようなaの値の範囲を求めよ.

(2) aの値が(1)の範囲にあるとする.CLで囲まれる図形の面積Sを最大にするaとそのときのSの値を求めよ.

難易度5/ 10計算量5/ 10目安16

図形と方程式積分関数 判別式面積計算、範囲評価

方針

交点条件は二次方程式の判別式で処理する。面積は交点間の距離を用いた放物線と直線の標準的な面積公式に整理し,a の範囲内で最大となるときを調べる。

解答

(1)
交点の x 座標は2x2+4x+3=2axa2すなわち2x2+(4+2a)x+3+a2=0を満たす。この二次方程式が異なる 2 つの実数解をもてばよい。判別式を D とするとD=(4+2a)28(3+a2)=4{2(a2)2}である。したがって D>0 より22<a<2+2である。

(2)
交点の x 座標を α,β とし,α<β とする。αxβ では直線 L が放物線 C の上にあるので,面積 SS=αβ{(2axa2)(2x2+4x+3)}dxである。二次式の係数が 2 であることからS=26(βα)3=13(βα)3である。またβα=2(a2)2であるからS=13{2(a2)2}3/2となる。(1)の範囲でこれは a=2 のとき最大となる。よってa=2,S=223である。

別解

解法2

方針

直線と放物線の差を、交点の中央を原点とする変数で平方完成する。交点条件と面積を同じ正の量 K=2(a2)2 で表し、最大化を一段で処理する。

解答

(1)
交点では2x2+(4+2a)x+3+a2=0.交点の x 座標の中央c=a+22を用い、X=xc とおく。またK=2(a2)2とおくと、直線と放物線の縦の差はLC=K22X2.(1)異なる2交点をもつための必要十分条件は K>0 である。したがって22<a<2+2.(2)
(1)の範囲では、交点はX=K2,X=K2に対応する。(1)を積分してS=K/2K/2(K22X2)dX=K3/23.ここで K=2(a2)22 であり、等号は a=2 のときに成り立つ。よってa=2,Smax=223.

総評

難度5,計算量5。想定時間は16分程度。判別式と交点間隔の公式で進める方法に加え、直線と放物線の差を交点の中央で平方完成すると、交点条件と面積が同じ量 K=2(a2)2 に統一される。積分では上下関係を図で確認し、積分区間が中心について対称であることを使うと計算ミスを減らせる。

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出典: 岡山大学 2019年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。