Evolton

岡山大学 2022年度 前期文系数学 第1問

ハート,スペード,クラブ,ダイヤの各マークのついたA(エース),23のカードがそれぞれ1枚ずつ箱に入っている.カードは全部で12枚である.この箱から1枚ずつ無作為に取り出して,12枚のカードを横一列に並べる.以下の問いに答えよ.

(1) A(エース)のカードが4枚連続して並ぶ確率を求めよ.

(2) どの2枚のA(エース)のカードも連続して並ばない確率を求めよ.

(3) A(エース)のカードの連続した並びが生じ,かつ,A(エース)のカードが3枚以上は連続して並ばない確率を求めよ.

難易度4/ 10計算量4/ 10目安13

場合の数確率 数え上げ、余事象、場合分け

方針

12枚は区別できるが,Aの並びに関する事象は4枚のAが入る位置の選び方 12C4 で考えればよい。(1)は4連続の開始位置,(2)は隣り合わない位置選択,(3)は連続ブロックが長さ2だけになる場合をブロック化して数える。

解答

(1)
A の4枚が入る位置は 12C4=495 通りで等確率である。4枚が連続する場合,その先頭の位置は 1 番目から 9 番目までの 9 通りである。したがって求める確率は9495=155である。

(2)
A 以外の8枚を並べたとき,その前後と間にできる 9 個の場所から 4 個を選んで A を入れれば,どの2枚の A も連続しない。したがって求める確率は9C412C4=126495=1455である。

(3)
A の連続した並びが生じ,かつ3枚以上は連続しない場合を数える。

長さ2の連続ブロックが1個だけある場合,そのブロックを1つのものとみなすと,A に関するものはブロック1個と単独2個の計3個である。これらが互いに隣り合わないように長さ11の列に置く方法は 9C3 通りで,どれをブロックにするかが 3 通りあるから,252 通りである。

長さ2の連続ブロックが2個ある場合,2個のブロックが隣り合わないように長さ10の列に置くので,9C2=36 通りである。

よって有利な位置の選び方は 252+36=288 通りであり,求める確率は288495=3255である。

別解

解法2(全順列を分母にして余事象を数える方法)

方針

12枚をすべて区別し、全事象を 12! 通りとする。(1)(2)は
Aのカードのブロックと、A以外の8枚の間にできる9個の隙間を使う。
(3)は「隣接なし」「ちょうど3連続」「4連続」を除く余事象で求める。

解答

(1)
4枚のAを1ブロックとみなすと、ブロックと残り8枚の並べ方が 9! 通り、
ブロック内の並べ方が 4! 通りである。したがって4!9!12!=155.(2)
A以外の8枚を並べると9個の隙間ができる。そのうち4個を選び、
区別された4枚のAを1枚ずつ入れるから8!9C44!12!=1455.(3)
求める事象の余事象を、次の互いに重ならない3種類に分ける。Aの並び方確率隣接するAがない1455Aがちょうど3枚連続し、残り1枚は離れる8!9C22!4!12!=855Aが4枚連続する155したがって求める確率は11455855155=3255.

総評

難度4,計算量4。想定時間は13分程度。カード自体は区別できるが,Aの位置だけを均等に見ると処理が大きく簡単になる。(3)は長さ2のブロックが1個か2個かを分け,長さ3以上の連続を混ぜないことが採点点である。 岡山大学2022年度資料17頁と独立本文を照合し、結論・設問番号・計算過程を再確認した。

冊子PDFで見る岡山大学の場合の数の問題で問題集を作る

出典: 岡山大学 2022年度 前期 文系数学 第1問(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。