方針
余弦定理で cos∠BAC を求める。得られた値が cos15∘ の形であることを確認し,面積は 21bcsinA を使う。
解答
(1)
余弦定理よりa2=b2+c2−2bccos∠BACである。b=1,c=2 なので5−2−6=5−4cos∠BACとなる。したがってcos∠BAC=46+2である。
(2)
(1)の値は cos12π であるから,0<∠BAC<π よりsin∠BAC=sin12π=46−2である。よって面積はS=21bcsin∠BAC=21⋅1⋅2⋅46−2=46−2である。
(3)
0<∠BAC<π で,cos∠BAC=46+2=cos12πである。したがって∠BAC=12πである。
別解
解法2(複角公式から角を特定する方法)
方針
余弦定理で cosA を求めた後、平方して sinA を正確に出す。
最後に cos(π/4−π/6) と照合して角そのものを決定する。
解答
(1)
A=∠BAC とおく。余弦定理よりcosA=2bcb2+c2−a2=41+4−(5−2−6)=46+2.(2)
三角形の内角なので sinA>0 である。(1)からsin2A=1−(46+2)2=(46−2)2.よってS=21bcsinA=46−2.(3)
加法定理よりcos(4π−6π)=46+2.0<A<π における余弦の単調性からA=12π.
総評
難度3,計算量3。想定時間は8分程度。余弦定理と15度の三角比を確認する基本問題である。平方根の組 (6±2)/4 を取り違えないこと,角が三角形の内角であることを使って角を一意に決めることが大切である。 岡山大学2022年度資料17頁と独立本文を照合し、結論・設問番号・計算過程を再確認した。
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出典: 岡山大学 2022年度 前期 文系数学 第2問(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。