Evolton

岡山大学 2022年度 前期文系数学 第2問

三角形ABCにおいて,各辺の長さをBC=a,CA=b,AB=cとし,a2=526,b2=1,c2=4とする.以下の問いに答えよ.

(1) cosBACの値を求めよ.

(2) 三角形ABCの面積Sを求めよ.

(3) BACの大きさを求めよ.

難易度3/ 10計算量3/ 10目安8

三角関数 三角比の利用、式変形

方針

余弦定理で cosBAC を求める。得られた値が cos15 の形であることを確認し,面積は 12bcsinA を使う。

解答

(1)
余弦定理よりa2=b2+c22bccosBACである。b=1,c=2 なので526=54cosBACとなる。したがってcosBAC=6+24である。

(2)
(1)の値は cosπ12 であるから,0<BAC<π よりsinBAC=sinπ12=624である。よって面積はS=12bcsinBAC=1212624=624である。

(3)
0<BAC<π で,cosBAC=6+24=cosπ12である。したがってBAC=π12である。

別解

解法2(複角公式から角を特定する方法)

方針

余弦定理で cosA を求めた後、平方して sinA を正確に出す。
最後に cos(π/4π/6) と照合して角そのものを決定する。

解答

(1)
A=BAC とおく。余弦定理よりcosA=b2+c2a22bc=1+4(526)4=6+24.(2)
三角形の内角なので sinA>0 である。(1)からsin2A=1(6+24)2=(624)2.よってS=12bcsinA=624.(3)
加法定理よりcos(π4π6)=6+24.0<A<π における余弦の単調性からA=π12.

総評

難度3,計算量3。想定時間は8分程度。余弦定理と15度の三角比を確認する基本問題である。平方根の組 (6±2)/4 を取り違えないこと,角が三角形の内角であることを使って角を一意に決めることが大切である。 岡山大学2022年度資料17頁と独立本文を照合し、結論・設問番号・計算過程を再確認した。

冊子PDFで見る岡山大学の三角関数の問題で問題集を作る

出典: 岡山大学 2022年度 前期 文系数学 第2問(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。