方針
放物線の接線の傾きから法線の傾きを求める。2本の法線が垂直である条件から を得て を消去し,交点を で表す。最後は の最小を相加相乗平均で求める。
解答
(1)
点 における接線の傾きは である。したがって法線 の傾きは であり,である。
(2)
点 における法線の傾きは である。 と が垂直であるからとなり, である。よって である。したがってすなわちである。
(3)
(1)よりである。これと(2)の式を連立するとであるからである。これを に代入してを得る。
(4)
であるから である。相加相乗平均よりであり,等号は のときに成り立つ。 より,求める値はである。
別解
解法2(法線の方向ベクトルと平方完成を使う方法)
方針
放物線上の点 における接線方向は なので、法線方向を と取る。方向ベクトルの内積から を求め、交点は2本の直線の内積表示で計算する。最後は平方の非負性だけで最小を決める。
解答
放物線 の点 における接線の方向ベクトルは
である。これに垂直なを法線の方向ベクトルにとれる。
(1)
は を通り、接線方向 と垂直だからすなわちまたは(2)
の方向ベクトルはそれぞれである。両直線が垂直だからよって の内積表示へ代入するとこれを について解けば(3)を連立して整理すると(4)
だから等号は のときである。 より
総評
目安時間は15〜18分。標準解法は法線の傾きを用い、別解は接線・法線の方向ベクトルの内積で統一した。垂直条件は であり、傾きの積の符号ミスを避けやすい。最小値判定は と一つの平方へまとめる。