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岡山大学 2023年度 前期文系数学 第4問

箱の中に,1から3までの数字を書いた札がそれぞれ3枚ずつあり,全部で9枚入っている.A,B2人がこの箱から札を無作為に取り出す.A2枚,B3枚取り出すとき,以下の問いに答えよ.

(1) Aが持つ札の数字が同じである確率を求めよ.

(2) Aが持つ札の数字のいずれかが,Bが持つ札の数字のいずれかと同じである確率を求めよ.

難易度4/ 10計算量4/ 10目安15

確率場合の数 数え上げ、余事象、状態分類

方針

全事象を A の2枚,続いて B の3枚を選ぶ方法で数える。(1)は同じ数字2枚の直接計算,(2)はAとBに共通する数字がない余事象を,Aが同じ数字を持つ場合と異なる数字を持つ場合に分ける。

解答

(1)
A の手札の取り方は 9C2=36 通りである。同じ数字を2枚持つ取り方は,数字の選び方が 3 通り,各数字について札の選び方が 3C2=3 通りである。したがって確率は33C29C2=14である。

(2)
全事象の数は9C27C3=1260である。余事象として,AB が共通する数字を持たない場合を数える。

A が同じ数字を2枚持つ場合,A の取り方は 9 通りである。B は残り2種類の数字の札 6 枚から 3 枚を取ればよいから,この場合は96C3=180通りである。

A が異なる数字を1枚ずつ持つ場合,A の取り方は 3C232=27 通りである。B は残り1種類の数字の札3枚をすべて取る必要があるので,この場合は 27 通りである。

よって余事象の確率は180+271260=23140である。したがって求める確率は123140=117140である。

別解

解法2(Aの手札を条件にした全確率の公式)

方針

A の2枚が同じか異なるかで場合分けし、その条件のもとで B が共通数字を避ける確率を求める。最後に全確率の公式で余事象を合成する。

解答

(1) Pr(A の数字が同じ)=33C29C2=14.(2)
AB に共通する数字がない確率を求める。

A が同じ数字を2枚持つ場合、残り7枚のうち別の2種類は計6枚である。したがってPr(共通なしA が同じ)=6C37C3=2035.A が異なる2種類を1枚ずつ持つ場合、共通を避けるには残る1種類の札3枚をすべて B が取るしかない。よってPr(共通なしA が異なる)=17C3=135.全確率の公式からPr(共通なし)=142035+34135=23140.ゆえに求める確率はPr(共通あり)=123140=117140.

総評

目安時間は10〜13分。標準解法は全事象 9C27C3 に対する個数を数え、別解は A の手札型を条件として確率を合成した。A が異なる場合、B が選べるのは「残る1種類の3枚全部」だけであり、分母は常に残り7枚から3枚を取る 7C3 で統一する。

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出典: 岡山大学 2023年度一般選抜前期 数学 第4問(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。