問題
空間内に4点があり,である.また,である.を正の実数とし,点はをみたす点とする.点は,をみたしていて,さらに4点は同一平面上にある.とおく.
(1) をとを用いて表せ.
(2) 実数がの範囲を動くとき,を最小にするの値と,の最小値を求めよ.
方針
解法1
と置き,2つの内積条件から と を決める。次に, が同一平面上にあることを と表し, を求める。得られた について,内積表 だけが交差項を生むことに注意して長さの2乗を計算し, の平方完成で最小値を求める。
解法2(直交座標を設定する方法)
を 軸, を 軸に取り, から を 平面上に置く。内積条件で の 座標を先に決め,平面 の方程式から残る 座標を求める。
解答
解法1
(1)
条件より
である。 は同一平面上にない3方向を表すので, と表せる。このとき
であるから,2つの内積条件より を得る。
一方, は である。 が同一平面上にあるので,ある実数 を用いて
と書ける。係数を比較すると である。 より であり,また より である。 を代入すると すなわち である。よって となる。したがって であるから となる。ゆえに である。
(2)
(1)で得た式を用いる。 は のどちらにも垂直で, であるから
ここで とおくと, より であり となる。したがって最小となるのは すなわち のときである。このとき だから, の最小値は である。以上より,求める の値は である。
解法2(直交座標を設定する方法)
(1)
次のように直交座標を設定する。
これは,3本の半直線が同一平面上になく,,, という条件をすべて満たす。
点 とおく。内積条件から
であるから, と書ける。一方
とおくと,平面 の法線ベクトルとして
を取れる。したがって がこの平面上にある条件は
である。これを解くと
となる。よって
解法1の基底で表せば,これは
に一致する。
(2)
また
より,最小となるのは ,すなわち のときである。したがって