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上智大学 2018年度 一般選抜理工学部数学 第2問

ある食堂はランチとしてA定食かB定食のいずれか一方を提供する。A定食を提供した次の営業日は等しい確率でA定食かB定食のどちらかを提供し,B定食を提供した次の営業日は必ずA定食を提供する。1日目にはA定食を提供することがわかっている。
(1) 3日目にA定食が提供される確率を求めよ。
(2) n日目にA定食が提供される確率を求めよ。ただしnは1以上の整数とする。
(3) 6日目にA定食が提供されたという条件のもとで,3日目にもA定食が提供されていた確率を求めよ。
(4) 1日目からn日目までに提供された定食の可能な組合せのうち,n日目がA定食であるものの総数をanとする。このときa5を求め,また,1日目から10日目までに提供される定食の可能な組合せの総数を求めよ。

難易度5/ 10計算量5/ 10目安15

確率場合の数数列 状態分類確率漸化式、条件付き確率、数え上げ漸化式の変形

方針

Aが出る確率をn日目でpnとおき,遷移から漸化式を立てる。定常値を見つけて一般項を求め,条件付き確率は3日目を起点に考える。最後に,末尾がAかBかで個数を数え上げる。

解答

(1) n日目にA定食が提供される確率をpnとする。するとpn+1=12pn+(1pn)=112pnである。初期条件はp1=1だからp2=12,p3=11212=34より,求める確率は
34
である。

(2) 漸化式
pn+1=112pn
の不動点はp=23である。そこで
qn=pn23
とおくとqn+1=pn+123=112pn23=12(pn23)=12qnとなる。したがってqn=(12)n1q1であり,q1=13だからpn=23+13(12)n1である。

(3) 3日目にA定食が提供されていたとき,そこから3回遷移して6日目にA定食となる確率を求めればよい。よってP(3日目Aかつ6日目A)=P(3日目A)P(6日目A3日目A)である。ここでP(3日目A)=34,P(6日目A3日目A)=58だからP(3日目Aかつ6日目A)=3458=1532である。またP(6日目A)=23+13(12)5=2132より,求める条件付き確率は15/3221/32=57である。

(4) 1日目からn日目までの並びのうち,n日目がAであるものの個数をan,Bであるものの個数をbnとする。するとan+1=an+bn,bn+1=anである。よって
an+1=an+an1
を得る。

初期値は
a1=1,a2=1
であるからa3=2,a4=3,a5=5となり,
a5=5
である。

また,1日目から10日目までの可能な組合せの総数は,同じ漸化式で順に
1,2,3,5,8,13,21,34,55,89
となるので
89
である。

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出典: 上智大学 2018年度 理工系数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。