方針
角条件をtanで座標に直して軌跡を求める。次に,直線x=kへの距離と軌跡上の式を用いて比が一定となるkを定める。最後に,三角形OAPで正弦定理を用いてAPをcosθで表す。
解答
(1) 点P(x,y)とする。θ=∠POAとおくと,y>0より0<θ<π/2であり,tanθ=xyである。また,∠PAO=2θよりtan2θ=1−xyだから1−xy=1−(y/x)22(y/x)=x2−y22xyとなる。よって
x2−y2=2x(1−x)
すなわち
3x2−2x−y2=0
である。したがってy2=3x2−2x,y>0,x≥32が軌跡である。
(2) 直線x=kへの距離はPH=∣x−k∣である。軌跡上では
y2=3x2−2x=x(3x−2)
であり,またAP2=(x−1)2+y2=(x−1)2+3x2−2x=(2x−1)2だから,軌跡上ではAP=2x−1(x≥32)である。よってAPPH=2x−1∣x−k∣が全ての点Pで一定となるためには,k=21である必要がある。このときAPPH=2x−1x−21=21となる。
(3) ∠PAO=θとすると,∠POA=θ/2,よって∠OPA=π−23θである。正弦定理よりsin(θ/2)AP=sin(3θ/2)OAなので,OA=1を用いてAP=sin(3θ/2)sin(θ/2)である。ここでsin3u=sinu(1+2cos2u)をu=θ/2に適用するとsin(3θ/2)=sin(θ/2)(1+2cosθ)だからAP=1+2cosθ1である。
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出典: 上智大学 2018年度 理工系数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。