過去問データベース 過去問を探す

東北大学 2021年度
後期・文理共通数学 後期 文系第2問・理系第2問

問題

座標空間内の点は原点を中心とする半径1の球面上の点とする。点が直線上にないとき,点から直線に下ろした垂線をとし,三角形を軸として一回転させてできる立体の体積をとする。

(1) を用いて表せ。

(2) の最大値と,そのときにの満たす関係式を求めよ。

出典:東北大学 2021年度 後期日程 第2次学力試験 後期・文理共通 後期 文系第2問・理系第2問

方針

解法1(内積による射影で円錐を表す方法)

は単位ベクトルであり,直線 への点 の射影を考える。符号つき射影の長さは で,垂線の長さは となる。三角形 のまわりに回転すると,高さ ,底面半径 の円錐になる。最大化は とおき, を調べる。

解法2(直角三角形の角で円錐を表す方法)

のなす角を と置く。円錐の高さと底面半径を三角比で表し、 の1変数にして最大化する。

解答

解法1(内積による射影で円錐を表す方法)

(1)

は原点中心,半径1の球面上にあるので である。したがって は単位ベクトルである。また である。

の直線 への符号つき射影の長さを とすると である。よって である。一方, なので,直角三角形 において である。

三角形 を軸として一回転させると,高さ ,底面半径 の円錐ができる。したがって である。

(2)

とおく。 は単位ベクトルであるから,内積の大きさの評価より である。体積は である。

関数 で考えると である。したがって で増加し, で減少する。よって最大は のときで, である。したがって である。

そのときの条件は である。すなわち,もとの球面条件 のもとで を満たす点で最大となる。

解法2(直角三角形の角で円錐を表す方法)

(1)

であり、 のなす角を とする。直角三角形 から

である。また だから

(2)

とおくと

微分すると

なので、最大は のときである。よって

また だから、最大となる条件は

である。