ここに t=5−s1−2s を代入する。まず 1−t=1−5−s1−2s=5−s4+s, また1−st=1−s5−s1−2s=5−s5−s−s+2s2=5−s2s2−2s+5である。よって a の係数は 1−sts(1−t)=2s2−2s+5s(s+4) である。
同様に b の係数は1−stt(1−s)=2s2−2s+5(1−2s)(1−s)=2s2−2s+5(s−1)(2s−1)である。したがってOF=2s2−2s+5s(s+4)a+2s2−2s+5(s−1)(2s−1)bである。
(3) 点 P の位置ベクトルを p とする。条件式∣OP∣2+2FP⋅AB=4をベクトルで書き直す。ここでFP=p−OF,AB=b−aであるから,∣p∣2+2(p−OF)⋅(b−a)=4となる。すなわち∣p∣2+2p⋅(b−a)=4+2OF⋅(b−a)である。左辺を平方完成すると∣p+b−a∣2−∣b−a∣2=4+2OF⋅(b−a)である。
難易度は7/10で,文系では25〜30分を見込む差がつく問題である。(1)(2)は確保したい標準部分,(3)が完答者を分ける。採点上は,直線 AE,BD の方向ベクトルと直交条件,0<t<1 を含む s の範囲,交点 F の2通りの表示,軌跡の平方完成,半径3となる条件の必要性と十分性,最後の s の範囲確認が要点になる。1−st=0 を断らずに割ること,半径の二乗だけを合わせて逆向きを書かないこと,s=2 を範囲確認せず残すことが典型的な失点である。時間が厳しければまず(1)(2)を答案化し,(3)は平方完成までを部分点として残したい。