方針
(1) は各ボールの箱選択,(2)は3変数の非負整数解として数える。(3)はいったん箱を区別した入れ方を,箱の6通りの並べ替えで分類し,それぞれに変わらない入れ方を数える。(4)は箱内の個数をと並べ,ごとに可能なを加える。
解答
(1)
各ボールに3箱の選択肢があるので,(2)
各箱の個数をとすると,の整数解の数である。よって(3)
まず3箱を区別した通りを考える。箱の並べ替えは6通りある。何も動かさない並べ替えでは全通りが変わらない。
2箱だけを交換する並べ替えは3通りあり,各場合で変わらない入れ方は,動かさない1箱に全ボールを入れる1通りだけである。3箱を巡回させる2通りの並べ替えでは,なので変わらない入れ方はない。
したがって,同じ入れ方が6回ずつ数えられることを補正すると,(4)
3箱の個数をとする。はからまで動き,固定したに対してよって総数はここでであり,だから,総数は
別解
解法2
方針
(3) は使用する箱の個数を1個,2個,3個に分け,番号つきボールの集合の分割として数える。(4)は箱の個数をとおき,方程式の非負整数解をの偶奇に分けて数える。
解答
(1)
各ボールについて入れる箱をの3通りから選べるので,(2)
3箱のボール数をとすれば,の整数解の個数である。仕切り2本を用いると,(3)
非空の箱が1個なら1通りである。非空の箱が2個なら,ボールの集合を空でない2組に分ける。まず一方の組を選ぶ方法は通りであるが,2組の交換を同一視するので通りである。
非空の箱が3個なら,いったん3箱を区別する。全割り当て通りから,指定した1箱が空であるものを引き,2箱が空であるものを戻すと通りである。3箱の並べ替え6通りを同一視するので通りである。以上の和は(4)
3箱の個数を小さい順にとおく。ここでは非負整数である。和がだから固定したに対し,であり,は一意に決まる。
の場合はで,個数はの場合はで,個数はしたがって総数は
総評
難度7、計算量6。4種類の『区別』を混同しないことが中心である。(3)は空箱を含むため箱の置換の固定点を正しく数え、(4)は順序づけた個数の範囲と床関数の偶奇和を明示した。 2解法の結論を相互照合し,定義域,端点,場合分け,図示範囲を確認した。