方針
右端の1列または2列の敷き方で場合分けして漸化式を立てる。
特性方程式の2根 2,−1 を用いて一般項を決める。
解答
(1)
右端を縦向きの長方形1枚で敷く場合、残りは 2×(n−1) なので An−1 通りである。
右端の2列をまとめて敷く場合は、横向き長方形2枚または正方形1枚の2通りで、
残りは 2×(n−2) である。よってAn=An−1+2An−2(n≧3).(2)
特性方程式r2−r−2=0の根は 2,−1 であるからAn=C2n+D(−1)nとおける。A1=1,A2=3 を代入すると2C−D=1,4C+D=3.よって C=2/3,D=1/3 でありAn=32n+1+(−1)n.右端の敷き方
別解
解法2
方針
空の敷き方を A0=1 として漸化式を拡張する。
Bn=An+An−1 とおくと等比数列になり、交代和から一般項を得る。
解答
(1)
右端が縦向き長方形なら An−1 通り、右端2列を横向き長方形2枚または正方形で覆うなら
2An−2 通りだからAn=An−1+2An−2.(2)
空の長方形の敷き方を1通りとして A0=1 とおく。このとき上の漸化式は n=2 でも成り立つ。Bn=An+An−1とおけばBn=(An−1+2An−2)+An−1=2Bn−1.B1=A1+A0=2 よりAn+An−1=Bn=2n.したがってAn=2n−An−1=2n−2n−1+An−2 ⋮=2n−2n−1+2n−2−⋯+(−1)n−12+(−1)n.これは初項 2n、公比 −1/2 の等比数列の和なのでAn=32n+1+(−1)n.
総評
難度は4、計算量は3。右端2列の2通りを落とさないことが要点である。特性方程式法と補助数列法で一般項を照合し、n=1,2,3 の初期値にも戻して確認した。2解法の結論を照合し、条件の必要十分性、端点、符号、定義域、等号成立条件を再確認した。図は論証を補助するものに限定し、図の縮尺に依存しない式による説明も併記している。
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出典: 東京大学 1995年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第3問。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。