問題
を正の整数とする。次の問いに答えよ。
(1) 定積分
の値を求めよ。
(2) 定積分
の値を求めよ。
(3) 座標平面において連立不等式
の表す図形を、 軸のまわりに1回転してできる回転体の体積を求めよ。
(4) 座標平面において連立不等式
の表す図形を、 軸のまわりに1回転してできる回転体の体積を求めよ。
出典:広島大学 2020年度 前期 理系 第4問
方針
解法1(1周期へ縮約して積分する)
(1)(2)は と置き、 の周期を使う。(3)は回転半径が と の小さい方であることに注意し、1周期内で交点 に分ける。(4)は半径の二乗を積分し、倍角公式を用いる。
解法2(周期性と区間の対称性を徹底して使う)
(1)(2)は半波ごとの面積を数える。(3)は各半波が左右対称であることから端の積分を2倍する。(4)は が を満たすことを使い、 の一次因子を平均値 に置き換える。
解答
解法1(1周期へ縮約して積分する)
(1)
(2)
とおくと
は周期 で、1周期の積分は2だから
(3)
1周期で見ると、回転半径は次図の青線、すなわち と の小さい方である。
周期性により、体積は
したがって
よって
(4)
回転半径の二乗は だから
倍角公式より
部分積分により後者は0となるので
解法2(周期性と区間の対称性を徹底して使う)
(1)
区間 は の正の半波1個分であるから
(2)
には の同じ半波が 個あり、各面積は である。よって
(3)
各半波で となる点は、端から長さ の位置にある。全 半波は合同だから
(4)
とおく。 を に置き換えると、 が整数であることから
両式を加えて
よって であり、体積は