方針
条件 の確率を先に求める。分子では、和が7になる三つ組を成分に含まれる1の個数で分類する。1の成分では硬貨の表裏が自由で、1以外の成分では表だけが許されることを重みとして掛ける。
解答
(1)
正の整数解 を順序も区別して型ごとに数える。の並べ方はそれぞれ 通りで、合計15通りである。したがって(2)
硬貨が表の場合、または硬貨が裏で の場合を足して(3)
3成分は独立だから のもとでは、3回目の硬貨だけ表であればよい。よってしたがって(4)
和が7になる三つ組を、成分に含まれる1の個数で分類する。よってしたがって条件付き確率は
別解
解法2(条件後の各成分の分布を使う)
方針
1成分について が観測された後のさいころの目の分布を作る。目1の確率は 、目2から6は各 となる。条件後も成分は独立なので、固定ベクトルと和が7の確率をこの分布で計算する。
解答
(1)
和が7になる順序付き三つ組は15通りだから(2)(3)
条件 のもとで各成分は条件後も独立だから(4)
和が7になる三つ組のうち、1を2個含む3通りは各確率 、1を1個含む9通りは各確率 、1を含まない3通りは各確率 である。したがって
総評
難度5、目安時間15分。硬貨の観測により、さいころの目1だけが他の目の2倍の事後確率をもつ。同時確率を1の個数で重み付き分類する方法と、条件後の分布 を先に作る方法で同じ結論を検算できる。文系第3問とは類題だが、本問は理系第5問として独立に扱う。