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広島大学 2021年度
理系数学 第5問

問題

座標平面において,曲線 上の点 における法線を とし, 軸との交点を とする。 のときは線分 の中点を とし, のときは とする。次の問いに答えよ。

(1) 直線 の方程式を求めよ。

(2) が実数全体を動くとき,点 の描く曲線 の方程式を求めよ。

(3) 曲線 軸,直線 で囲まれた図形 の面積を求めよ。

(4) 図形 軸のまわりに回転して得られる回転体の体積を求めよ。

出典:広島大学 2021年度 前期 理系 第5問

方針

解法1(法線から軌跡を消去)

法線の傾きは接線の傾きの負の逆数である。を求めて中点座標を で表し, とおいて軌跡の方程式にする。面積と体積は で上側の水平線から曲線を引いて積分する。

解法2(媒介変数表示と積分計算の詳述)

と中点 で表し, で媒介変数を消去する。囲まれる範囲を単調性で確認し,面積・体積の積分は項ごとに独立した表示数式で計算する。

解答

解法1(法線から軌跡を消去)

(1)

曲線 における接線の傾きは である。したがって法線の傾きは であり,

である。

(2)

(1)より,軸との交点は

である。のとき,の座標は

である。 とおくと, だから

となる。のときも でこの式を満たす。よって曲線

である。

(3)

のとき,曲線上の点の 座標は である。したがって求める面積は

である。ここで

より,面積は

である。

(4)

回転体の体積は

である。さらに

であり,

である。したがって体積は

である。

解法2(媒介変数表示と積分計算の詳述)

(1)

曲線 の点 における接線の傾きは である。したがって法線の傾きは であり,

となる。

(2)

を法線の式へ代入すると

よって中点

である。 と書けば なので

を得る。 の場合も右辺は1となり,指定された点 を含む。

点・法線・軌跡の関係は次の図のようになる。

広島大学 2021年度 第5問の図1

(3)

とおくと

中括弧内の最小値は だから, は単調増加する。したがって図形 にあり,その面積

各積分を分けて計算すると

ゆえに

(4)

円板の差を積分するから,体積

曲線の式の平方は

である。ここで部分積分を2回行うと

したがって

また

なので,差を整理して

を得る。