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京都大学 1989年度 後期日程 第2次学力試験文系(後期)数学 第4問

a,bは,ともに0でない実数で,A=(abba)とおく.

Oを原点とする座標平面において,点P(x,y)が単位円x2+y2=1の周上を動く.
また,点Q(x′,y′)を(x′y′)=A(xy)によって定める.
このとき,△OPQの面積の最大値を求めよ.

難易度5/ 10計算量4/ 10目安10分

行列、ベクトル ベクトル成分計算、面積計算、範囲評価

方針

三角形 OPQ の面積を二つの位置ベクトルの行列式で表す。Q=AP を代入すると a の項が消え、∣x2−y2∣ の最大だけを調べればよい。

解答

点 P=(x,y) に対してQ=(ax+by, bx+ay)である。三角形 OPQ の面積 S はS=12∣x(bx+ay)−y(ax+by)∣=∣b∣2∣x2−y2∣.単位円上では x2+y2=1 だから∣x2−y2∣≦x2+y2=1.等号は P=(±1,0) または P=(0,±1) のときに成り立つ。したがって求める最大値は∣b∣2.

総評

目安は10分。面積を行列式で置けば、対角成分 a が相殺される。最大値が ∣b∣/2 なので、b の符号を落として b/2 としないこと。等号点を一つ示して上界が実現することまで確認する。

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出典: 京都大学 1989年度 後期 文系・理系 第4問(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。