方針
(1) は と を成分で書き、内積を直接展開して同じ式になることを確認する。(2) は の位置ベクトルを 、 の位置ベクトルをそれぞれ とおく。 が直線 上にあるので は と平行であり、(1) から を得る。 でなければ、 と が垂直になることを示す。
解答
(1) 、 とおく。このとき であるから である。一方 より である。右辺を展開するとどちらも となるので、 が成り立つ。
(2) 、、 とおく。 は 上にあり、 は直線 をそれ自身に移すので、 も 上にある。したがって と書ける。また、ここでいう「それ自身に移す」は直線全体が再び同じ直線になるという意味なので、 に対して である。
(1) を 、 に用いると すなわち である。よって となる。
もし なら (イ) が成り立つ。 とする。このとき は に垂直である。一方、 は と平行で、しかも である。したがって となり、3点 は を直角の頂点とする直角三角形の頂点である。よって (ロ) が成り立つ。
別解。直交座標の一方の軸を直線 に合わせて考えてもよい。この座標では 、 とおける。 が によって同じ直線に移るので、行列 の第1列は の形である。したがって である。一方、 は の行と列を入れかえた行列なので、ある数 を用いて と書ける。 なら で (イ) が成り立つ。 なら は横方向、 は縦方向で互いに垂直だから、(ロ) が成り立つ。
総評
難度6、計算量4。成分計算で得た内積の関係を、直線上の平行関係と垂直関係に読み替える問題である。想定時間は22分程度。(2) では、 が に平行で、 が に垂直という二つの事実を混同しないことが大切である。 の場合を先に分け、そうでない場合だけ直角三角形を作ると、論理の抜けが少ない。