方針
点 とおいて内積条件を座標で展開する。2次式を平方完成すると球面の方程式になり、中心 と半径が分かる。(2)では3点 を通る平面を切片形で書き、 を代入して確認する。(3)では四面体の底面を と見て、体積が底面積と高さで決まることを使う。球の中心が底面の平面上にあるため、高さの最大値は球の半径に等しい。
解答
(1) とおく。このとき であり、 だから である。
したがって条件 は すなわち である。3で割って平方完成すると よりとなる。よって は定点 から一定距離 にある。
(2)
3点 を通る平面は切片形で と書ける。ここに を代入すると である。したがって は3点 を通る平面上にある。
(3)
四面体 の底面を と見る。まず であるから、底面積はである。
(2) より球の中心 は底面の平面上にある。したがって、球面上の点 からこの平面までの距離の最大値は球の半径 である。よって体積の最大値は である。
別解
解法2(位置ベクトルの平方完成)
方針
内積条件を、点を表す位置ベクトルの二次式としてまとめる。
球の中心は の係数の和が1となるアフィン結合で表されるため、
平面上にあることも同時に分かる。
解答
の位置ベクトルをそれぞれ
とする。座標軸上の3点なので条件を展開すると従ってここでとおけば(1) より従って軌跡は中心 、半径 の球面である。
(2)
は の係数の和がとなるアフィン結合であるから、平面 上にある。
(3) より底面積は球の中心が底面上にあるので、高さの最大値は半径 である。
従って最大体積は
総評
難度は10段階中6、計算量は10段階中6。目安は20分。内積条件を展開して球面に直す計算が中心である。平方完成後の中心 を平面 に代入することで、体積最大の高さが球の半径そのものになる。底面積の計算では、切片をもつ三角形の面積公式またはベクトルの成分計算を使えるが、 を出す途中式を残すとよい。