方針
とおき、まず導関数を因数分解する。停留点は と簡単に求まり、3次関数が 軸と異なる3点で交わる条件は、極大値が正、極小値が負となることで判定できる。停留点の順序が入れ替わる を境に場合分けし、2つの関数値の符号を調べる。
解答
まずである。そこで とおくとであり、導関数はと因数分解できる。またである。
のときは であり、 で極大、 で極小となる。異なる3実根をもつ条件はである。後者から を得る。この範囲で前者も満たす条件を調べるととなる。
のときは停留点の順序が逆になり、 で極大、 で極小となる。したがってが必要十分である。これを解くとを得る。なお では となり、 は単調増加なので交点は1個である。
以上より、求める条件はである。
別解
解法2
方針
3実根の個数が変わる境界では、グラフが 軸に接する。したがって を満たすパラメータを先に求め、得られた境界で数直線を区切って各区間の代表値を調べる。
解答
解法1と同じ に対してである。グラフが 軸に接するとき、接点は または である。
のときより である。 のときよりである。したがって境界は小さい順にである。
各区間で、2つの停留点における値が極大正・極小負になるかを調べる。例えば を代表値として代入すると、3交点をもつ区間はである。境界では重解をもち「異なる3点」にならないので端点は含まない。よってである。
総評
難度5、目安時間15分。積分計算よりも、導関数が ときれいに因数分解される点を見抜けるかが核心である。3次関数が異なる3実根をもつ条件を、極大値が正かつ極小値が負と表すと高校数学の範囲で自然に処理できる。 では停留点が一致すること、4つの境界では接して重解をもつため端点を含めないことを明記したい。