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名古屋大学 2019年度
文系数学 第1問

問題

を実数とし,関数を考える。関数のグラフが軸と異なる3点で交わるためのの条件を求めよ。

出典:名古屋大学 2019年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第1問

方針

解法1

とおき、まず導関数を因数分解する。停留点は と簡単に求まり、3次関数が 軸と異なる3点で交わる条件は、極大値が正、極小値が負となることで判定できる。停留点の順序が入れ替わる を境に場合分けし、2つの関数値の符号を調べる。

解法2

3実根の個数が変わる境界では、グラフが 軸に接する。したがって を満たすパラメータを先に求め、得られた境界で数直線を区切って各区間の代表値を調べる。

解答

解法1

まず

である。そこで とおくと

であり、導関数は

と因数分解できる。また

である。

のときは であり、 で極大、 で極小となる。異なる3実根をもつ条件は

である。後者から を得る。この範囲で前者も満たす条件を調べると

となる。

のときは停留点の順序が逆になり、 で極大、 で極小となる。したがって

が必要十分である。これを解くと

を得る。なお では となり、 は単調増加なので交点は1個である。

以上より、求める条件は

である。

解法2

解法1と同じ に対して

である。グラフが 軸に接するとき、接点は または である。

のとき

より である。 のとき

より

である。したがって境界は小さい順に

である。

各区間で、2つの停留点における値が極大正・極小負になるかを調べる。例えば を代表値として代入すると、3交点をもつ区間は

である。境界では重解をもち「異なる3点」にならないので端点は含まない。よって

である。