方針
連立漸化式を という1本の複素数の漸化式にまとめる。隣り合う項の比が絶対値1、偏角 の複素数になることを半角公式で確かめれば、点列は単位円上を一定角ずつ回転する。最後に2本の半径とその間の角から三角形の面積を求める。
解答
(1)
とおく。与えられた2式からである。したがってよりを得る。ここで だから、半角公式によりである。 よりとなる。
(2)
(1)の漸化式を繰り返すとである。よってを得る。
(3)
(2)からである。したがって三角形の面積はである。
別解
解法2
方針
複素数を使わず、与えられた2式を消去法で解く。得られる漸化式が角 の回転公式であることを半角公式で確かめ、加法定理で一般項を求める。
解答
(1)
与式から と をそれぞれ消去するとを得る。半角公式により を代入し、さらに1回進めるとである。
(2) と仮定する。上の漸化式と加法定理からとなる。 でも成立するので、数学的帰納法によりである。
(3)
座標による面積公式からここで より を用いた。
総評
難度5、目安時間20分。複素数なら隣接項の比、実数なら回転行列という2つの見方が同じ回転を表している。採点上は、半角公式を使って係数を に直す過程を省略しないことが重要である。(3)では面積が に依存しない理由と、 により であることを明記したい。