方針
出る目の範囲が1から6までと小さいので、整数根を とおいて解と係数の関係を使う。(1)(2)は正の整数根の組を列挙し、(3)は整数根 を1つ固定して を満たす を重複なく数える。
解答
(1)
が整数根を1つもてば、もう一方の根も整数である。2根を とすると なので は正の整数である。 として を満たす組を並べるとの7通りである。 は自由に6通り選べるのでとなる。
(2)
すべての根が整数であるとき、正の整数 を用いてと書ける。したがって として列挙するとである。よって条件を満たす出方は10通りであり、確率はである。
(3)
整数根を とするとよりである。 だから かつ である。各 について、条件を満たす異なる を並べるととなる。合計は通りである。したがって求める確率はである。
別解
解法2
方針
判別式 を用いる。2次方程式が実数の整数根をもつには が平方数であり、解の公式の分子 に適切な整除条件が必要である。範囲が小さいため、平方数と整除条件の表で数える。
解答
(1)
このときである。最高次係数が1なので、 となる非負整数 があればはともに整数になる。 の範囲で調べるとの7通りである。したがって(2)
判別式が平方数 であり、さらにがともに の倍数であることが必要十分である。全候補を表にするととなる。よって(3)
少なくとも一方が整数根である条件は、 に加えての少なくとも一方が の倍数になることである。この条件で を調べるとである。したがってとなる。
総評
難度6、目安時間25分。(1)では最高次係数が1なので「整数根を1つもてば他方も整数」という点、(2)では両方の根が整数であるため と書ける点が重要である。(3)は同じ が2つの整数根から重複して現れる場合があるため、根の個数ではなく異なる を数える。最終値は216通りの全列挙でも検算済みである。