方針
ベクトル を平面 上の成分と垂直成分に分解する。交差項が0になるため、直交条件から(1)が直ちに得られる。(3)では射影三角形の鈍角に向かい合う辺を特定し、垂線の長さの積と差を求める。
解答
(1)
点 は垂線の足なので平面 上のベクトルと、平面 に垂直なベクトルとの内積は0である。したがって より左辺は0だからが示された。
(2)
は平面 の同じ側にあるので、垂直成分は同じ向きである。しかも両点は平面上にないから(1)よりである。したがってが示された。
(3)
は鈍角なので、その対辺 が最長である。よって余弦定理の内積表示から(1)により とおくと、同じ向きの垂直ベクトルなのでまず とする。 だからこれと からを得る。したがって を入れ替えた場合は も入れ替わるだけで、同じく となる。
別解
解法2
方針
平面 を とする座標を置き、平面上の成分を2次元ベクトル、平面までの高さを正数 とする。(3)では共通の斜辺長の二乗を とおき、 から の2次方程式を作って直接求める。
解答
(1)
平面 を 、点 を原点とする。2次元ベクトル と正数 を用いてと書けば だからこれはそのものである。
(2)
なのでよって平面上のベクトル のなす角は鈍角であり(3)
(2)から最長辺は でありまただから共通の長さの二乗をとおく。高さの二乗は順序によらずである。 の両辺を2乗してすなわち だから である。したがって
総評
難度5、目安時間20分。直角条件を「平面上の成分」と「平面に垂直な成分」に分けることが全設問を貫く。図を添えると、同じ側にあるため垂直成分の内積が正になる理由が明確になる。(3)では鈍角の対辺が7であることを最初に確定し、 の割当てを入れ替えても答えが変わらないことを確認したい。