問題
空間内にの直角二等辺三角形ABCと平面Pがある。点AはP上にあり,点Bと点CはP上にはなく,Pに関して同じ側に位置している。点B,CからPに下ろした垂線とPとの交点をそれぞれB',C'とする。
(1) を示せ。
(2) を示せ。
(3) P上の三角形AB'C'の辺の長さは短いものから4,,7であった。このとき,辺ABの長さを求めよ。
方針
解法1
ベクトル を平面 上の成分と垂直成分に分解する。交差項が0になるため、直交条件から(1)が直ちに得られる。(3)では射影三角形の鈍角に向かい合う辺を特定し、垂線の長さの積と差を求める。
解法2
平面 を とする座標を置き、平面上の成分を2次元ベクトル、平面までの高さを正数 とする。(3)では共通の斜辺長の二乗を とおき、 から の2次方程式を作って直接求める。
解答
解法1
(1)
点 は垂線の足なので
平面 上のベクトルと、平面 に垂直なベクトルとの内積は0である。したがって
より左辺は0だから
が示された。
(2)
は平面 の同じ側にあるので、垂直成分は同じ向きである。しかも両点は平面上にないから
(1)より
である。したがって
が示された。
(3)
は鈍角なので、その対辺 が最長である。よって
余弦定理の内積表示から
(1)により
とおくと、同じ向きの垂直ベクトルなので
まず とする。 だから
これと から
を得る。したがって
を入れ替えた場合は も入れ替わるだけで、同じく となる。
解法2
(1)
平面 を 、点 を原点とする。2次元ベクトル と正数 を用いて
と書けば
だから
これは
そのものである。
(2)
なので
よって平面上のベクトル のなす角は鈍角であり
(3)
(2)から最長辺は であり
また
だから
共通の長さの二乗を
とおく。高さの二乗は順序によらず
である。 の両辺を2乗して
すなわち
だから である。したがって