方針
(1) (2)は和積公式で因数分解する。(3)は固定した に対して の最大値を考え, と に分ける。
解答
(1) はと同値である。和積公式よりであるから, でである。
(2) はと同値である。よってであるから,である。
(3)
固定した に対して, の範囲で の最大値を考える。
のとき,すべての について成り立つ条件はである。これはと同値であり, でを得る。また,端点 でも両辺は0である。
のとき,すべての について成り立つ条件はである。すなわちである。区間 でこれが成り立つのはだけである。
以上より,求める範囲はである。
別解
解法2(正弦を変数とする3次式)
方針
と置き, を用いて(1)(2)を同じ3次式として解く。(3)は の1次式が区間 全体で非負となる条件を両端 で判定する。
解答
(1)
とおく。3倍角の公式よりである。したがって であり,である。
(2)
同様にであるから, である。よってである。
(3)
固定した に対しは の1次式である。したがって のすべてで となるための必要十分条件はである。 とおくと,これはとなる。 で両方を満たすのはである。したがってである。範囲は数直線上で次のように表せる。
総評
難度4,計算量4。想定時間は12分程度。(3)で「すべての 」を, の最大値との比較に置き換えられるかが分岐点である。符号で場合分けし,端点を落とさないことが重要である。