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岡山大学 2021年度
理系数学 第4問

問題

正の整数に対して,関数を考える.に対して,曲線上の

を通る円の中心を半径をとする.このとき,以下の問いに答えよ.

(1) 極限がすべて収束するときであることを示せ.また,このときの値を求めよ.

(2) を(1)で求めたものとする.このとき,中心半径の円と放物線および直線で囲まれた図形を,軸の周りに回転してできる回転体の体積を求めよ.

出典:岡山大学 2021年度 前期 理系 第4問

方針

解法1

3点が 軸対称にあるので円の中心は 軸上にある。中心と半径を で表して極限を調べる。(2)は得られた円の下側の弧と放物線に挟まれる部分を回転させ,ワッシャー法で積分する。

解法2(円の一般式と四分円の面積)

円を と置き,対称な2点の代入式の差から中心を求める。(2)は根号積分を直接置換せず,半径 の四分円の面積として処理する。

解答

解法1

(1)

曲線 軸に関して対称であり,点 軸に関して対称である。したがって,3点を通る円の中心は 軸上にあり,

である。

中心を とする。点 と点 までの距離が等しいので

である。これより

となるから

である。また半径は

である。

のとき

であり, でともに に収束する。 のときは であるから, は収束しない。よって,3つの極限がすべて収束するとき

であり,このとき

である。

(2)

(1)より円は

である。放物線 とこの円は原点で接し,直線 によって囲まれる部分は

で,放物線 と円の下側の弧

に挟まれる部分である。

したがって回転体の体積は

である。ここで

であり,

である。よって

である。

解法2(円の一般式と四分円の面積)

(1)

円は原点を通るから,一般式を

と書ける。 を代入すると

である。2式の差から であり,さらに

を得る。したがって中心と半径は

である。 では なので収束せず, なら

である。よって

である。

(2)

得られた円は

であり,放物線 と原点で接する。囲まれる領域は次図の着色部分である。

岡山大学 2021年度 第4問の図1

回転体積は

である。平方を展開すると

であるから

となる。第2積分は半径 の四分円の面積である。したがって

である。