方針
3点が 軸対称にあるので円の中心は 軸上にある。中心と半径を で表して極限を調べる。(2)は得られた円の下側の弧と放物線に挟まれる部分を回転させ,ワッシャー法で積分する。
解答
(1)
曲線 は 軸に関して対称であり,点 も 軸に関して対称である。したがって,3点を通る円の中心は 軸上にあり,である。
中心を とする。点 と点 までの距離が等しいのでである。これよりとなるからである。また半径はである。
のときであり, でともに に収束する。 のときは であるから, は収束しない。よって,3つの極限がすべて収束するときであり,このときである。
(2)
(1)より円はである。放物線 とこの円は原点で接し,直線 によって囲まれる部分はで,放物線 と円の下側の弧に挟まれる部分である。
したがって回転体の体積はである。ここでであり,である。よってである。
別解
解法2(円の一般式と四分円の面積)
方針
円を と置き,対称な2点の代入式の差から中心を求める。(2)は根号積分を直接置換せず,半径 の四分円の面積として処理する。
解答
(1)
円は原点を通るから,一般式をと書ける。, を代入するとである。2式の差から であり,さらにを得る。したがって中心と半径はである。 では なので収束せず, ならである。よってである。
(2)
得られた円はであり,放物線 と原点で接する。囲まれる領域は次図の着色部分である。
回転体積はである。平方を展開するとであるからとなる。第2積分は半径 の四分円の面積である。したがってである。
総評
難度6,計算量5。想定時間は22分程度。対称性から中心の (x) 座標を即座に決めることが重要で,ここで一般の円の方程式に広げすぎると計算量が増える。(2)は上側ではなく円の下側の弧を使う点と,四分円の面積 (pi/16) の扱いが注意点である。