方針
(1) で を3連続整数の積にして6の倍数であることを示す。(2)ではこの結果を条件式に適用する。(3)では の剰余条件と の大きさを合わせ,候補を少数に絞る。
解答
(1) である。これは連続する3つの整数の積であるから,2の倍数であり,かつ3の倍数である。したがって6の倍数である。よって と を6で割った余りは等しい。
(2)
(1)より,任意の整数 について と は6で割った余りが等しい。条件式の両辺を6で割った余りで比べるとである。したがってとなり, を6で割った余りは1である。
(3)
条件式はと変形できる。また より であり,(2)からのいずれかである。
一方, だからである。 のときでも のもとで最小の立方和は であり,これは331を超える。したがって である。
かつ よりである。それぞれについて はである。これを と比べると, は , は のときに得られ, を与える整数 はない。
よって求める組はである。
別解
解法2(剰余表と上界による候補表)
方針
(1) は6で割った余り0〜5を表にして直接確認する。(2)は表を条件式へ適用する。(3)はまず を示して に絞り,3候補を表で判定する。
解答
(1)
を6で割った余りを とする。各余りについて計算するととなる。よって と の6で割った余りは常に等しい。
(2)
(1)よりである。条件式の両辺を比較するとだからである。
(3)
条件式を整理するとである。 より右辺は331以下なので, である。したがって であり,である。(2)と合わせて に限られる。 より候補は3組である。実際,中央は の判別式が177で平方数でない。よってである。
総評
難度4,計算量4。想定時間は15分程度。(1)(2)の誘導を使って (a+b) を絞ることが本問の核である。範囲を使わずに総当たりへ流すと答案として弱くなるため,(a+b=13,19) を大きさで除外してから候補を確認するのがよい。