方針
23=8が7で割ると1余ることから,2nの余りが3周期であることを使う。大きい指数は3で割った余りだけを見て,最後は7を法とする一次合同式に直す。
解答
(1)
23=8であり,これは7で割ると1余る。したがって任意の自然数nについて,2n+3=2n⋅23は7で割った余りが2nと同じである。よってR(2n+3)=R(2n)である。
(2)
(1)より余りは指数について3周期である。2017=3⋅672+1だから,R(22017)=R(2)=2である。
(3)
同様に29=3⋅9+2だからR(229)=R(22)=4である。また(2)よりR(22017)=2であるから,条件はR(2m+4)=5と同じである。すなわち2m+4を7で割った余りが5であるから,2mを7で割った余りは1である。2⋅4=8は7で割ると1余るので,R(m)=4である。
別解
解法2
方針
7を法とする累乗の余りを表にして処理する。最後は2の逆元4を掛け,一次合同式を直接解く。
解答
(1)
7を法として21≡2,22≡4,23≡1である。したがって2n+3≡2n(mod7)であり,余りも等しい。
(2)
2017≡1(mod3)なので22017≡2(mod7)よりR(22017)=2である。
(3)
29≡2(mod3)より229≡4(mod7)である。条件は2m+4≡5(mod7)すなわち2m≡1(mod7)となる。2の逆元は4だから,両辺に4を掛けてm≡4(mod7)を得る。よってR(m)=4である。
総評
難度3,計算量2。想定時間は6分程度。23の余りが1になることを使えば全問が3周期の処理に帰着する。最後は2m+4の余りを扱うだけなので,余りを通常の整数計算と混同しないことが注意点である。
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出典: 岡山大学 2017年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。