方針
とおいて三角関数を合成し、条件を の区間へ直す。得られた帯と正方形の共通部分を図示する。(2)は と表し、 と を同時に端まで動かせる点を確認する。
解答
(1)
とおくとである。まただから、与えられた不等式はとなる。 の範囲で解けばを得る。したがってである。
領域は、図の2直線に挟まれた六角形である。
(2) である。領域内ではだからである。左の等号は 、右の等号は で実現する。よってである。
別解
解法2
方針
三角関数の条件から六角形の6頂点を求め、線形関数 を各頂点で評価する。凸多角形上の線形関数は頂点で最大・最小を取る。
解答
(1)
解法1と同じ合成により、領域は正方形と帯の共通部分である。境界どうしの交点を順に並べるととなる。これらを結んだ六角形が である。
(2)
各頂点で を調べる。線形関数は凸多角形上で頂点に最大値・最小値をもつ。表よりである。
総評
難度5、目安時間16分。三角関数の合成後、 の動く範囲を踏まえて正しい解区間を選ぶ。図では正方形と2本の斜線の交点を明示する。(2)は と見る方法と、六角形の頂点を調べる方法の双方で検算でき、端点で等号が実現することまで書けば十分である。