方針
の3区間で絶対値を外す。各区間では方程式が因数分解できるので、実数解の存在を示すと同時に根を求め、その平方和と異なる2根の条件を調べる。
解答
(1)
絶対値を外すと、方程式はとなる。したがって根はそれぞれであり、すべて実数である。よって任意の実数 に対して実数解をもつ。
(2)
では2根は自動的に異なり、よりを得る。
では、異なる2根をもつ条件は である。まただからとなる。
ではより である。このとき根は で異なる。
以上よりである。
別解
解法2
方針
方程式を と見て、3区間ごとに解の和 、積 、判別式、平方和 を表にする。根を個別に書かず、異なる2実根と平方和の条件を同時に処理する。
解答
(1)
解の和を 、積を 、判別式を とする。絶対値を外して整理するととなる。各範囲で だから、方程式は常に実数解をもつ。
(2)
異なる2実根の条件は 、平方和の条件はである。表の各行へ適用するととなる。
よって求める範囲はである。
総評
難度6、目安時間20分。絶対値の切れ目は である。根を直接求める方法では端点の重解を見落とさない。対称式の別解では、 と判別式を同じ表で管理できる。特に は重解なので除き、 では根 が異なることを確認する。