方針
接点の横座標を媒介変数にして接線を一般形で書く。点 を通る条件の判別式で2本性を示し,2根の和と積から接点弦を求める。最後は距離の2乗を の関数として最小化する。
解答
(1)
放物線上の点 における接線はである。これが を通る条件はであり,判別式は である。したがって相異なる2つの接点があり,接線はちょうど2本存在する。
(2)
2根を とするとである。接点 を結ぶ直線はだからとなる。
(3)
点と直線の距離公式からである。さらになので の最小値は である。等号条件からを得る。
別解
解法2(点Aを通る直線の傾きから判別する)
方針
点 を通る傾き の直線を先に置き,放物線との交点方程式が重解をもつ条件で接線を特徴づける。2本の傾きから接点の横座標の和と積を復元し,距離は平方完成型の恒等式で評価する。
解答
(1)
点 を通る傾き の直線が放物線に接する条件は,交点方程式が重解をもつことである。したがってとなる。この の方程式の判別式は だから,接線はちょうど2本ある。
(2)
2つの傾きを ,接点の横座標を とすると であり,である。よって接点弦はとなる。
(3)
距離公式からである。したがってを得る。
総評
難度5、計算量5。想定時間は18分程度。(1)の判別式,(2)の解と係数の関係,(3)の距離評価が一直線につながる誘導問題である。接点の横座標が異なれば接線も異なること,距離公式の絶対値の中は であること,最後の等号条件から の正負を両方残すことが検算点である。接点を媒介する方法と傾きを媒介する方法のどちらでも に一致する。