問題
,を実数とする.についての方程式
が実数解をもつような点の存在範囲を座標平面上に図示せよ.
方針
解法1(標準解法)
とおくと、2つの等式は と に整理できる。まず が連立条件に反することを確認し、 のもとで を消去して必要条件を出す。最後に、得られた曲線上の任意の点から実際に を復元できることを示し、端点・除外点・漸近線を明記して図示する。
解法2(媒介変数のまま図形を追う方法)
を消去せず, と媒介表示する。 で , の増減と通過点を調べ, の枝は 軸対称として得る。水平漸近線と端点を含む完成図まで示す。
解答
解法1(標準解法)
とおく。すると であり、 である。また、連立等式のもう一方から を得る。
ここで とすると、上の式から である一方、 となる。これは に反する。したがって必ず である。 なので と書ける。また より である。 だから であり、さらに から である。 を消去すると を得る。よって、求める点 は少なくとも をみたす。
逆に、 かつ をみたす点をとる。 のときは であり、 とおけば となる。 より であるから、ある実数 を用いて とできる。このとき かつ が成り立つ。 のときは方程式から である。例えば とすれば かつ であるから、この場合も実現できる。
したがって存在範囲は で表される曲線である。図示すると、 軸に関して対称で、 では を通り、 では原点 を通る。また のとき となるので、直線 は水平漸近線であり、 自体は含まれない。
解法2(媒介変数のまま図形を追う方法)
とおく。 なら である一方 となり,同じ にはならない。よって である。
条件は
と媒介表示できる。 では
であり, の増加とともに はともに単調減少する。 で , で , で となる。
の部分では は だけで決まり, の符号だけが反転するので,正の の枝を 軸に関して対称移動した枝になる。したがって存在範囲は次図の実線部分である。点 と原点は含み,直線 は漸近線であって含まない。
媒介表示から を消去すれば
とも表せる。