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大阪大学 2023年度
文系数学 第2問

問題

正の実数に対して,

とする.

(1) とするとき,を用いて表せ.

(2) の範囲を動くとき,の最大値を用いて表せ.

出典:大阪大学 2023年度 前期日程 一般選抜 文系 第2問

方針

解法1(標準解法)

底の変換で全ての対数を に統一し、 に落とす。範囲 である。あとは3次関数 の端点値と停留点値を比較するが、停留点 が区間に入るかどうか、また の大小が変わる を明確に分ける。

解法2(候補との差を因数分解する方法)

(1) で を得る。(2) では増減表を作らず, の3範囲ごとに予想される最大値と の差を因数分解する。差が区間全体で非負になることを示し,等号点から最大値を確定する。

解答

解法1(標準解法)

(1)

とおく。底の変換公式より

である。したがって となる。

(2)

であり、 は単調増加だから である。 とおくと、求める最大値は における の最大値である。

微分すると である。 なので、 が停留点である。ただし であり、端点値 があるため、 は最大値を与えない。比較すべき値は である。なお 、すなわち のときだけ候補になる。

まず とする。このとき であり、 である。よって である。

次に とする。この範囲では が区間内にある。また であり、さらに である。したがって である。

最後に とする。 なので、区間内では を内部の最大候補として考える必要がない。端点を比較すると であるから、最大値は でとられ、 となる。

以上より

である。境界 では前2式が一致し、 では後2式が一致するので、この表示で矛盾はない。

解法2(候補との差を因数分解する方法)

(1)

とおくと

であるから

また に対応する。

(2)

まず とする。このとき

二次式の判別式は

である。また なので であり,等号は で成り立つ。

次に とする。このとき

である。実際, から である。等号は区間内の で成り立つ。

最後に とする。

右の二次式は下向きに開く放物線なので,区間での最小値は端点のいずれかでとる。両端では

となるので, で非負である。また だから (1) は非負で,等号は で成り立つ。

したがって

である。