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上智大学 2019年度 一般選抜理工学部数学 第4問

座標平面において,軸が y 軸と平行な放物線 C は,原点を通り,直線 :y=x+2 と接している.C との接点の x 座標を t とし,t が正の実数を動くとき,C の頂点 A が描く曲線を D とする.

(1) A の座標を t を用いて表せ.
(2) 0<t<4 のとき,Cx 軸で囲まれた部分の面積の最大値を求めよ.
(3) D の接線のうち,接点が第2象限にあるものを考える.このとき,接線の傾き k のとりうる値の範囲を求めよ.
(4) Dy 軸で囲まれた部分の面積を求めよ.
(5) A の座標を (x,y) とするとき,x,y の間に成り立つ式を求めよ.

難易度8/ 10計算量6/ 10目安22

図形と方程式微分関数 座標設定微分による最大最小接線・法線軌跡面積計算

方針

放物線を y=ax2+bx とおいて,原点通過と接線条件から係数を決める。頂点の座標を t で表し,それを消去して軌跡 D の式を求める。面積は求まった放物線の式を積分して出し,最大値は t の関数として微分する。

解答

(1) C は軸が y 軸に平行で原点を通るから
y=ax2+bx
とおける.接点の x 座標が t で,そのときの接線が :y=x+2 であるからf(t)=2t,f(t)=1が成り立つ.

ここで f(x)=ax2+bx とすると
f(x)=2ax+b.
したがって2at+b=1,at2+bt=2t.
1つ目から b=12at,これを2つ目に代入して
at2+t(12at)=2t
より
at2=2.
ゆえにa=2t2,b=1+4t.
よって放物線はy=2t2x2+(1+4t)xである。

頂点の x 座標はb2a=t(4t)4であり,そのときの y 座標はb24a=(4t)28である.したがって
A(t(4t)4, (4t)28)
である.

(2) 放物線 Cx 軸との交点は,y=x(2t2x1+4t)より x=0x=t(4t)2である.0<t<4 では後者は正なので,囲まれた部分の面積 SS=0t(4t)2(2t2x2+(1+4t)x)dxである.計算するとS=t(4t)324.
よってS(t)=t(4t)324とおける.これを微分するとS(t)=(4t)2(1t)6であるから,0<t<4 において最大は t=1 のときに生じる.その値は
S(1)=98
である.

(3) (1) の結果より,D は媒介変数 t によりx=t(4t)4,y=(4t)28と表される.ここで u=4t とおくとx=uu24,y=u28であるからu=8yを用いて消去するとx=8y2yとなる.よってx+2y=8y=22yだから,両辺を2乗して
x2+4xy+4y2=8y
すなわち
x2+4xy+4y28y=0
を得る.これが D の方程式である.

この曲線の接線の傾きを調べるために,t を媒介変数とみるとdxdt=1t2,dydt=t44なのでdydx=t442t.
第2象限にある接点に対応する部分では t>4 であり,したがって接線の傾きは
12<k<0
である.

(4) Dy 軸で囲まれる部分の面積は,y0 から 2 まで動かしてxdyで求めることができる.ここでx=8y2yより,u=8y とおけば y=u28dy=u4du だから02xdy=04(uu24)u4du=04(u24u316)du.これを計算すると[u312u464]04=43.
したがって面積は
43
である.

(5) (3) で得た曲線の方程式
x2+4xy+4y28y=0
が求める関係式である.

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出典: 上智大学 2019年度 理工系数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。