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上智大学 2021年度 学部学科試験・共通テスト併用方式理工学部数学 第4問

O を原点とする座標平面において,楕円D:x26+y22=1上に異なる2点 P1,P2 がある。P1 における接線をl1P2 における接線を l2 とし,その交点を Q(a,b),線分 P1P2 の中点を R とする.

(1) P1 の座標を (x1,y1) とするとき,l1 の方程式を求めよ.

(2) 直線 P1P2 の方程式を,a,b を用いて求めよ.

(3) 3点 O,R,Q は一直線上にあることを示し,OROQ を用いて表せ.

(4) l1,l2 のどちらも y 軸と平行ではないとする.このとき,l1 の傾きと l2 の傾きが t を用いて満たす方程式を求めよ.

難易度7/ 10計算量5/ 10目安18

ベクトル図形と方程式関数 接線・法線座標設定内積の利用図形的解釈、式変形

方針

(1) 楕円の接線の公式を,点 (x1,y1) で微分形から作る.(2) 2本の接線の交点 Q(a,b) から,極線としての直線 P1P2 を求める.(3) 弦の中点と極の関係を用いて,O,Q,R の共線性と比を出す.(4) 傾きを t として接線条件を判別式0から作る.

解答

(1) 楕円x26+y22=1F(x,y)=x26+y221=0とおくと,点 P1(x1,y1) での接線はx13(xx1)+y1(yy1)=0に相当する.これを整理するとx13x+y1y(x123+y12)=0である.P1 は楕円上にあるからx126+y122=1すなわちx123+y12=2より,接線は
x1x+3y1y6=0
となる.

(2) P1P2 は2接線の交点 Q(a,b) の極線であるから,楕円の極線の公式よりa6x+b2y=1すなわち
ax+3by6=0
である.

(3) 直線 P1P2 の方程式が
ax+3by6=0
なので,その中点 R は,原点 O と点 Qを結ぶ直線上にある.実際,楕円x26+y22=1の弦の中点 R は,極 Q(a,b) に対してOR=6a2+3b2OQとなる.したがって3点 O,R,Qは一直線上にある.

よってOR=6a2+3b2OQである.

(4) l1,l2 の傾きをそれぞれ t1,t2 とする.傾き t の接線を y=tx+c とおくと,楕円に接する条件より ct により定まり,さらに Q(a,b) を通ることから(a26)t22abt+(b22)=0が得られる.したがって,l1,l2 の傾き t はこの2次方程式の2解である.

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出典: 上智大学 2021年度 理工系数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。