方針
条件(i)(ii)を加減して、まず と がどちらも単位ベクトル の実数倍であることを出す。次に 、 と分解する。、 とおけば、、 で、垂直条件から 、 と簡単化できる。長さ比を使って を求める。
解答
条件(i)は である。条件(ii)はであるから、整理して となる。
この2式を加えると であるから である。また、2式を引くと であるから である。
ここで とおく。 より である。またと分解する。このときである。
垂直条件よりである。、 だから である。したがってであり、同様にである。
長さの比がであるから、2乗して である。 を約分すると である。よって となり、 である。
ここでである。したがって である。
求める内積はなので、である。
条件・検算 により で、距離比の2乗から得る分母も正である。端点へ近づく極限でも式が有限であることを確認できる。
別解
解法2(座標による別解)
方針
単位ベクトル を第1軸にとり、 を実数座標 で表す。点 の座標を とすると、直交条件は直径 の円、距離比はアポロニウスの条件になる。2式から を直接求める。
解答
条件(i)(ii)の和と差からを得る。そこでとおき、 方向を第1軸とする直交座標でと表す。求める内積は である。
と
が直交するのでしたがって距離比を2乗するとよってであり、
総評
難度6、計算量5。条件(i)(ii)から が同一直線上にあることを見抜き、あとは 方向と垂直方向に分解する問題である。目安は18分程度。垂直条件をそのまま連立すると式が重くなるが、、 と整理できると一気に進む。長さ比は必ず2乗して扱い、 から であることも確認しておきたい。
問題・解答の積分・総和・極限は原則として独立行に置き、分数は表示サイズで可読性を確保した。図は原問題の復元図または答案の論理関係を確認するための独自作図であり、解法の境界条件と結論を本文だけでも追えるようにした。