OA 方向を基準に、OC を下底方向の成分と高さ成分に分ける。等脚台形では左右の斜辺の水平成分が等しいため、上底 CB の長さは a−2m/a になる。 面積は台形の公式で、対角線の交点は OB 上の表示と AC 上の表示を係数比較して求める。分母 a2−m が正であることも (1) から確認する。
解答
(1)OA の長さは a なので、OA 方向の単位ベクトルを e とすると e=aOA である。OC の OA 方向の成分は OC⋅e=am である。
等脚台形では、点 C と点 B は下底 OA に対して左右対称にずれ、上底 CB は下底 OA と平行である。したがって上底の長さは、下底の長さ a から、左右の水平成分 m/a を2つ引いた a−a2m である。台形として上底の長さは正だから a−a2m>0 である。a>0 より m<2a2 が成り立つ。
(2) 高さは、OC から OA 方向成分を除いた長さである。したがって h=c2−(am)2=aa2c2−m2 である。下底は a、上底は a−2m/a なので、台形の面積はS=21(a+a−a2m)⋅aa2c2−m2=a2a2−ma2c2−m2.(3) 上底 CB は OA と平行であり、その長さは a−2m/a である。したがって CB=(1−a22m)OA であるから、OB=OC+(1−a22m)OAである。
点 D は対角線 OB 上にあるので、ある実数 λ を用いてOD=λOB=λ(1−a22m)OA+λOCと書ける。一方、D は対角線 AC 上にもあるので、ある実数 μ を用いて OD=(1−μ)OA+μOC と書ける。係数を比較すると λ=μ,λ(1−a22m)=1−λ である。これを解くと λ=2(a2−m)a2 である。したがってOD=2(a2−m)a2−2mOA+2(a2−m)a2OCである。