方針
を原点にし、、 と置く。 と をそれぞれ 、 と表し、 から と書く。一方、重心は なので係数比較で 、 を求める。(2)は とし、直線 上の点が 上に来る条件を の係数0として解く。
解答
(1)
点 を原点とし、とおく。点 は辺 上にあり、点 は辺 上にあるのでとおける。ただし 、 である。 は線分 上にあり、 である。したがって、内分点の公式よりである。
一方、 は三角形 の重心なので である。 と の係数を比較して を得る。よって である。
したがって であり、 である。よって である。
(2) は辺 の中点なので である。また である。直線 上の点は、実数 を用いて と表せる。これを計算するとである。
この点が直線 上にあるためには、 の係数が0であればよい。したがって より である。このとき の係数は である。よって となり、 は の外側にあって である。したがって である。
条件・検算
内分点公式の係数は比と逆になる。点 は辺 上ではなく の外側の延長上にあるため、 を用いる。
別解
解法2(面積座標による別解)
方針
三角形内の点の面積座標を使う。 を辺上の比で表し、 の面積座標 と内分公式を比較する。(2)はメネラウスの定理で求める。
解答
(1) とする。 は を に内分するので、頂点
に関する面積座標は重心の面積座標はだから、 成分を比較してよってしたがって(2)
は の中点である。三角形 に対し、一直線上の
へメネラウスの定理を用いると向きを除いた長さでだから 。また よりしたがって
総評
難度5、計算量4。重心と内分比をベクトルで処理する標準問題で、目安は15分程度である。 から となる点は、係数を逆にしやすいので注意したい。(2)では直線 の点をパラメータで表し、 上にある条件を の係数0とするだけでよい。 となるため、 は辺 上ではなく延長上にあることも答案で明示するとよい。
問題・解答の積分・総和・極限は原則として独立行に置き、分数は表示サイズで可読性を確保した。図は原問題の復元図または答案の論理関係を確認するための独自作図であり、解法の境界条件と結論を本文だけでも追えるようにした。