方針
玉を実際に区別して並べるのではなく、12回の取り出し順の中で赤玉が現れる3つの位置だけに注目する。3つの位置は 通りが等確率である。 君が勝つのは、最初に現れる赤玉の位置が偶数番目のときである。最初の赤玉が 番目にあるとして、残り2個の赤玉の位置をその後ろから選ぶ。
解答
12個の玉を取り出す順番を最初から最後まで考える。このとき、赤玉が現れる3つの位置だけに注目すればよい。赤玉の位置の選び方は 通りであり、どれも同様に確からしい。 君は1番目、3番目、5番目、 に取り出し、 君は2番目、4番目、6番目、 に取り出す。したがって 君が勝つのは、最初の赤玉が偶数番目に現れるときである。
最初の赤玉が 番目に現れるとする。このとき、 番目より前には赤玉がなく、残り2個の赤玉は の中から選ばれる。したがって、その選び方は 通りである。 としてよいが、 の項は である。
有利な場合の数はである。これを計算すると である。よって求める確率は である。したがって である。
条件・検算
勝敗は最初の赤玉の位置だけで決まる。赤玉3個の位置の全組合せ220通りに対し、有利な95通りを数えているので確率は である。
別解
解法2(各手番で初めて赤が出る確率)
方針
B君の第 手、すなわち全体の 回目で初めて赤が出る確率を直接計算し、可能な手番について加える。
解答
B君が勝つには、ある について最初の 個がすべて白で、 個目が赤であればよい。各 の確率は順にとなる。例えば ならしたがって
総評
難度4、計算量3。赤玉の位置だけを見ると短く解ける順序確率の問題で、目安は10分程度である。各玉を細かく区別する必要はなく、12個の位置から赤玉3つの位置を選ぶと考えるのが要点である。 君が勝つ条件は「最初の赤玉の位置が偶数」であり、すべての赤玉の個数が偶数番目に多いかどうかではない。
問題・解答の積分・総和・極限は原則として独立行に置き、分数は表示サイズで可読性を確保した。図は原問題の復元図または答案の論理関係を確認するための独自作図であり、解法の境界条件と結論を本文だけでも追えるようにした。