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東北大学 2017年度
後期・文理共通数学 後期 文系第1問・理系第1問

問題

平面において,原点を中心とする半径1の円をとする。を実数とし,放物線

の頂点が円上にあるとする。

(1)

と表すとき,を用いて表せ。

(2) 放物線における接線が円の周を2等分するような組をすべて求めよ。

(3) 放物線の接線で円の周を2等分するものが,ただ一つ存在するような組をすべて求めよ。

出典:東北大学 2017年度 後期日程 第2次学力試験 後期・文理共通 後期 文系第1問・理系第1問

方針

解法1

放物線を頂点形で書き,が単位円上にあることを使う。円周を2等分する直線は原点を通る直線なので,(2)ではでの接線が原点を通る条件を立てる。(3)では接点の座標をと置き,一般の接線が原点を通る条件をの2次方程式にする。ただ一つ存在する条件は判別式0である。

解法2

放物線の接点をとすると,接線の切片はである。原点を通る条件が直ちにとなるため,接線の本数を平方根の個数として判定する。

解答

解法1

(1)

頂点をとすると,放物線は である。したがって である。より である。

(2)

の周を2等分する直線は,円の中心である原点を通る直線である。における接線を求める。の導関数はなので,接線は である。これが原点を通る条件は であり,整理して となる。

一方,頂点は単位円上にあるから である。を代入すると すなわち である。よって である。これをに代入して を得る。

(3)

接点の座標をとする。接線は である。これが原点を通る条件は である。とおくとなので すなわち を得る。

原点を通る接線がただ一つ存在するには,このの2次方程式が重解をもてばよい。したがって判別式より すなわち である。よってであり,さらにから を得る。とおくと であり,より である。このとき だから,求める組は

である。

解法2

(1)

頂点は

である。したがってより

(2)

接点の座標をとすると接線は

である。円周を2等分するには原点を通ればよいので,条件はである。では。頂点が単位円上にある条件へ代入すると

よりを得る。したがって

(3)

原点を通る接線の本数は,方程式の実数解の個数に等しい。これが1個であるための必要十分条件はである。このとき頂点は

なので,単位円上の条件は

とおけばだから

よって