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東北大学 2017年度 後期日程 第2次学力試験文系(後期)数学 第4問

nを負でない整数とする。

(1) 2x+2y+z=nを満たす負でない整数x,y,zの組の総数を,n=4n=5のそれぞれの場合に求めよ。

(2) 同じ等式を満たす負でない整数x,y,zの組の総数を,nを用いて表せ。

(3) 2x+2y+znを満たす負でない整数x,y,zの組の総数を,nを用いて表せ。

難易度4/ 10計算量5/ 10目安20

場合の数整数 数え上げ和の計算、場合分け

方針

x+y=rとおくと,等式2x+2y+z=nではz=n2rが決まり,(x,y)の個数はr+1通りである。したがってrの範囲を0rn/2として和を取る。(3)は(2)で得た等式の場合の個数を0からnまで足し上げ,nの偶奇で整理する。別解として,不等式に余りの変数を入れて2x+2y+z+w=nを直接数える方法もある。

解答

(1) x+y=rとおくと,等式は 2r+z=n となる。rが決まればz=n2rであり,(x,y)(x,y)=(0,r),(1,r1),,(r,0)r+1通りである。 n=4のときはr=0,1,2であるから 1+2+3=6 通りである。n=5のときもr=0,1,2であるから 1+2+3=6 通りである。

(2) m=n/2とおくと,r0,1,2,,m を動く。したがって総数は r=0m(r+1)=(m+1)(m+2)2 である。すなわち,n=2mまたはn=2m+1のとき,いずれも (m+1)(m+2)2 通りである。

(3)
(2)の結果を,右辺が0,1,2,,nの場合について足し上げる。 n=2mのとき,右辺2rの場合と2r+1の場合の個数は同じ (r+1)(r+2)2 である。よって総数はr=0m(r+1)(r+2)2+r=0m1(r+1)(r+2)2である。ここで r=0m(r+1)(r+2)2=(m+1)(m+2)(m+3)6 を用いると,総数は (m+1)(m+2)(2m+3)6 である。 n=2m+1のときは,0,12,32m,2m+1の各組で個数が等しいので 2r=0m(r+1)(r+2)2=(m+1)(m+2)(m+3)3 である。

別解

解法2

方針

不等式には余りを表す変数wを加え,等式2x+2y+z+w=nとして直接数える。x+y=rを固定すれば,(x,y)(z,w)の個数の積になる。

解答

(1) , (2) x+y=rとするとz=n2rであり,(x,y)r+1通りである。よってm=n/2としてr=0m(r+1)=(m+1)(m+2)2.特にn=4,5ではともにm=2なので6通りである。

(3) 余りw0を導入すると2x+2y+zn2x+2y+z+w=n.x+y=rを固定すると,(x,y)r+1通り,(z,w)n2r+1通りである。したがって総数はSn=r=0n/2(r+1)(n2r+1).n=2mならS2m=r=0m(r+1)(2m2r+1)=(m+1)(m+2)(2m+3)6.n=2m+1ならS2m+1=2r=0m(r+1)(mr+1)=(m+1)(m+2)(m+3)3.

総評

難度4,計算量5。目安時間は20分。xyが同じ係数で現れるので,x+y=rとまとめるのが最短である。(2)は床関数で一度まとめ,最後に偶奇で表すと見通しがよい。(3)では等式の場合を単純に足せばよいが,偶数番目と奇数番目が同数になる構造を使うと計算が軽くなる。直接数える別解も有効で,余り変数wを入れる発想は不等式の数え上げでよく使える。

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出典: 東北大学 2017年度 後期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。