問題
を0でない実数とする。平面において,円,直線,直線を考える。
(1) との交点が上にあるようなの値を求めよ。
(2) とが異なる2つの共有点をもつようなの値の範囲を求めよ。
(3) 集合の要素の個数が3となるようなの値をすべて求めよ。
出典:東北大学 2020年度 前期日程 第2次学力試験 文理共通 前期 文系第3問・理系第2問
方針
解法1(中心から直線までの距離を使う方法)
円を平方完成して中心と半径を求める。(1) は2直線の交点を円へ代入する。(2)(3) は中心から各直線までの距離と半径を比較し、割線・接線・共有点の重複を分類する。
解法2(代入後の判別式を使う方法)
直線 をそれぞれ円の式へ代入し、得られる の二次方程式の判別式で交点数を判定する。(3) では判別式0の値と、2直線の共通点が円上にある値を組み合わせる。
解答
解法1(中心から直線までの距離を使う方法)
円 を平方完成すると
である。中心は 、半径は である。
(1)
を連立すると交点は である。これが 上にある条件は
だから
(2)
中心から までの距離は
異なる2共有点をもつ条件は である。2乗して整理すると
よって
(3)
中心から までの距離は
したがって が割線となる条件は
すなわち または である。接線となるのは
一方 が接線となるのは
集合の要素数が3になるのは次の2種類である。
第1行は(1)による。 が接線となる では は割線でない。よって
解法2(代入後の判別式を使う方法)
(1)
の交点は である。円の式へ代入すると
より である。
(2)
は である。円の式へ代入し、9倍して整理すると
判別式は
異なる2共有点をもつ条件 から
(3)
同様に を代入すると
であり、
よって の接線条件は 、割線条件は または である。
の2値では なので、 の1点と の2点は合計3点になる。また のもとで2組の交点が1点だけ重なるには、 が円上にあればよい。(1) より である。逆に の2値では なので3点にならない。したがって