問題
6枚の硬貨を同時に投げて,表がでた硬貨が枚,裏がでた硬貨が枚であったとき,ベクトルをで定める。
(1) の値を求めよ。
(2) となる確率を求めよ。
(3) とのなす角が以下となる確率を求めよ。
出典:東北大学 2020年度 前期日程 第2次学力試験 文系 前期 第4問
方針
解法1(内積の不等式を使う方法)
を使って を のみで表す。(3) は内積が正であることを確認してから余弦の不等式を2乗し、整数 を判定する。
解法2(7個のベクトルを直接比較する方法)
表の枚数 は0から6までの7通りしかない。各 に対する を表にし、 を直接比較する。該当する の二項確率を合計する。
解答
解法1(内積の不等式を使う方法)
だから
(1)
(2)
となるのは 、すなわち のときである。よって
(3)
とし、なす角を とする。
なら内積は正なので であり、
両辺を2乗して整理すると
のうちこれを満たすのは である。したがって
解法2(7個のベクトルを直接比較する方法)
(1)
なので、どの でも である。
(2)
第1成分が0となるのは で、そのとき第2成分は6である。よって
(3)
各 について と の内積を調べる。 では内積が正でないので不適である。 では次の通りである。
となるのは だけである。したがって