方針
まず3組の連立方程式を解く。次に から へ進む割合を として とおき、点と直線の距離公式から を一次式で表す。積は の最大値に帰着する。
解答
(1)
と では だから、より である。 と では だから、より である。 と を連立するとなので である。(2)
としてとおく。点と直線の距離公式より であるから、(3)したがって 、すなわち が の中点のとき最大となり、である。
別解
解法2(距離の線形変化を使う方法)
方針
線分上を動く点から固定直線までの符号付き距離は、位置の割合に対して一次的に変化する。端点 での距離だけを計算し、 に対して内分比で補間する。
解答
(1)
連立方程式を解くとである。
(2)
は直線 上、 は直線 上にある。また線分 の内部では、 の各式の符号は変わらない。 とすると、直線の左辺は座標の一次式なので距離も同じ割合で変化する。したがってよって(3)
相加平均と相乗平均の関係、またはより、等号は のときに成り立つ。したがって最大値はである。
総評
難度4、計算量4。想定時間は15分程度。三角形の辺 上で、片方の距離は0から増え、もう片方は正の値から0へ減るため、積が 型になる。距離公式で絶対値を外すときは を使う。端点を除くので各距離の値域は開区間だが、積の最大は内部の で実際に達成される。