問題
3直線
を考える。直線との交点を、直線との交点を、直線との交点をとする。
点は線分上を、端点を除いて動く。点と直線との距離を、点と直線との距離をとする。
(1) 点の座標を求めよ。
(2) のとり得る値の範囲をそれぞれ求めよ。
(3) 積の最大値を求めよ。
出典:東北大学 2020年度 後期日程 第2次学力試験 後期・文系 後期 第2問
方針
解法1(線分を媒介変数で表す方法)
まず3組の連立方程式を解く。次に から へ進む割合を として とおき、点と直線の距離公式から を一次式で表す。積は の最大値に帰着する。
解法2(距離の線形変化を使う方法)
線分上を動く点から固定直線までの符号付き距離は、位置の割合に対して一次的に変化する。端点 での距離だけを計算し、 に対して内分比で補間する。
解答
解法1(線分を媒介変数で表す方法)
(1)
と では だから、
より である。 と では だから、
より である。 と を連立すると
なので である。
(2)
として
とおく。点と直線の距離公式より
であるから、
(3)
したがって 、すなわち が の中点のとき最大となり、
である。
解法2(距離の線形変化を使う方法)
(1)
連立方程式を解くと
である。
(2)
は直線 上、 は直線 上にある。また
線分 の内部では、 の各式の符号は変わらない。 とすると、直線の左辺は座標の一次式なので距離も同じ割合で変化する。したがって
よって
(3)
相加平均と相乗平均の関係、または
より、
等号は のときに成り立つ。したがって最大値は
である。