方針
鉛直線との角条件を、水平距離と高さの比へ直す。
条件(ロ)(ハ)の差から を出し、 と置いて
の各場合を2次方程式として数える。
解答
条件(ロ)を考える。点 を通り 軸に平行な直線の方向は鉛直方向である。直線 がその方向となす角が であるから、 の水平成分の長さと鉛直成分の長さが等しい。 なので である。同様に条件(ハ)から を得る。
2つの式を引くと であり、したがって である。これを上の式に代入して を得る。
次に とおく。条件(ニ)は、点 から見た水平距離が に等しいことを表すので、 と合わせて である。
まず 、すなわち のときは である。よって となり、 より である。この場合、点 は1個である。
以下 とする。 の場合、 より である。 の場合は より である。 では、どちらの式も正の解を1つずつもつ。 を用いて整理すると、対応する は である。したがって点は2個である。 のときは、 から となり を得る。 からは となり正の は得られない。よって点は1個で、 である。 では、正の解は の式から2つ得られる。整理すると である。したがって点は2個である。 のときは重なって だけを得るので、点は1個である。 では正の解がないので、点は存在しない。
以上を と戻してまとめると、である。
別解
解法2(xz平面の交点として数える)
方針
3条件が作る曲面を 平面で切る。条件(ロ)(ハ)の共通部分は
、条件(ニ)は原点を通る2直線 になる。
直線と上側の曲線の交点数を傾きごとに調べる。
解答
条件(ロ)(ハ)をそれぞれ2乗して引くと であり、 とおけば条件(ニ)はである。したがって、上側の曲線 と
原点を通る2直線の交点を数えればよい。
を代入すると を代入すると判別式はいずれもである。正の根だけを残すと次の表になる。最後に と戻せばよい。
総評
難度は10段階中7、計算量は10段階中7程度。想定時間は28分から35分程度。3つの角条件を円すい面として座標化し、最終的に の2変数へ落とす空間図形問題である。採点では、(ロ)(ハ)から を出すこと、 と置いて を分けること、 と の重なりを1個として数えることが重要である。境界で2個の解を誤って数えないよう、 の条件を最後まで確認したい。
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