方針
円との共有点では となる。式は だけで表せるので とおき, における3次方程式 の解の個数を調べる。1つの が の2点に対応するため,共有点6個は が に相異なる3解をもつことと同値である。導関数の2つの零点 が区間内にあり,極大値が正,極小値が負になる条件を端点の重解も含めて確認する。
解答
とおく。円との共有点では であるから である。したがって とおくと,調べるべき方程式は である。 の1つの解に対して が得られ,この2つは異なる点を与える。よって共有点の個数が6個であることは, が に相異なる3個の解をもつことと同値である。
導関数は である。したがって極値を与える点は であり, なので である。
また である。3つの解を得るには, が最初の極大で正になり,次の極小で負になり,さらに2つの極値が に入る必要がある。
実際に極値を計算するとである。したがって であり,である。このとき自動的に も成り立つので,2つの極値はいずれも に入る。
逆に, では極小値が負にならないか極値が区間内に入らず, では極大値が正にならないか重解が生じる。特に端点 では相異なる3解にならない。
以上より求める範囲は である。
別解
解法2(積を新変数にして横線と比較する)
方針
円との共有条件で ,さらに とおく。すると方程式は となる。正の の1解は円上の2点に対応するので,三次関数 と横線 の正の交点数を調べればよい。極大値と極小値の間に横線があることから範囲を読む。
解答
円との共有点ではである。,さらに とおくと, より と は同値であり,はと書ける。逆にこの式を満たす正の からが定まり, である。したがって正の の各解は という円上の相異なる2点に対応する。
そこでとおく。導関数はであるから, は で極大, で極小となる。その値はである。また , で である。
よって横線 が でグラフと相異なる3点で交わるための必要十分条件はである。各交点が2個の共有点を与えるので,これが求める範囲である。
総評
難度5、計算量4。想定時間は18分程度。曲線と円の交点数を直接追うのではなく,偶関数的な形に注目して に落とすのが中心である。 の1解が2点に対応すること, という範囲,端点で重解になる場合をすべて確認する必要がある。極値の符号だけを書いて端点条件を省くと6個という結論の根拠が弱くなる。