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横浜国立大学 2016年度 前期 数列理系数学 第1問

数列 {an}a1=5,a12+a22++an2=23anan+1(n=1,2,3,)をみたすとする.次の問いに答えよ.

(1) a2,a3 を求めよ.

(2) an+2an,an+1 を用いて表せ.

(3) 一般項 an を求めよ.

難易度5/ 10計算量4/ 10目安15

数列 漸化式の変形、特性方程式、誘導利用、計算整理

方針

(1) は与式に n=1,2 を代入して順に求める。(2) は nn+1 の式を差し,引き算で和を消去する。(3) は得られた2項間でない線形漸化式を特性方程式で解き,初期値から定数を決める。

解答

(1) n=1 とすると25=235a2より a2=152 である。次に n=2 とすると25+(152)2=23152a3=5a3より a3=654 である。

(2) 与式の左辺は正であるから,すべての n について an0 である。n+1 の式から n の式を引くとan+12=23an+1an+223anan+1である。an+10 よりan+2=an+32an+1を得る。

(3) 特性方程式はr2=32r+1,2r23r2=0であるから,r=2,12 である。したがってan=A2n1+B(12)n1とおける。a1=5a2=152 よりA+B=5,2A12B=152である。これを解いて A=4,B=1。よってan=2n+1+(12)n1である。

別解

別解(2つの等比数列に分ける)

方針

(1) 初項条件から順に数値を決める。(2) 部分和を Sn と書き,Sn+1Sn を取る。(3) 特性方程式を使わず,an+12anan+1+12an がそれぞれ等比数列になることを利用する。

解答

(1) n=1 の条件から25=103a2となるので,a2=152.さらに n=2 の条件から25+2254=5a3となるので,a3=654.(2)Sn=k=1nak2=23anan+1とおく。Sn+1Sn=an+12 だから,an+12=23an+1(an+2an).一方,Sn>0 より anan+1>0 であり,特に an+10 である。したがってan+2=an+32an+1.(3) 次の2数列を考える。bn=an+12an,cn=an+1+12an.(2) の漸化式からbn+1=12bn,cn+1=2cn.初期値はb1=52,c1=10であるから,bn=52(12)n1,cn=102n1.ここで cnbn=52an なので,an=25(cnbn)=42n1+(12)n1=2n+1+(12)n1.これが求める一般項である。

総評

難度5,計算量4。想定時間は15分程度。和の式をそのまま扱わず,隣り合う式の差を取って漸化式に直すところが中心である。an+10 の確認を入れて割り算の条件を落とさないこと,初期値 a2 の分数計算を正確に処理することが得点の分かれ目になる。

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出典: 横浜国立大学 2016年度 前期 数学 第1問(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。