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横浜国立大学 2023年度
文系数学 第3問

問題

四面体があり、とし、点

で定める。点を以下の条件(*)を満たすようにとる。

また、実数を用いて、と表す。次の問いに答えよ。

(1) 実数で定まるベクトルを、を用いて表せ。

(2) でそれぞれ表せ。

(3) が条件(*)を満たしながら動くとき、点の存在範囲を平面上に図示せよ。

(4) が条件(*)を満たしながら動くとき、が動く部分の面積の面積の比を求めよ。

出典:横浜国立大学 2023年度 前期 文系 第3問

方針

解法1

の係数で表し、直線上の点の各係数を見る。平面との交点は、それぞれの係数が0になる条件から求まる。最後は平面で不等式領域の面積を求め、との面積比に直す。

解法2(重心座標の消滅時刻と行列式面積を使う方法)

に関する係数を重心座標とみなし、DからXへ進むとき各係数が0になる時刻を求める。時刻の順序が一次不等式を与える。最後の面積は頂点の行列式で求める。

解答

解法1

(1)

より

である。したがって

であり、

である。

(2)

は平面上にあるのでの係数が0となり、である。よって

である。同様に、点は平面上にあるので

であり、点は平面上にあるので

である。

(3)

の辺上または内部にある条件はである。さらにより

である。整理すると

となる。ならも成り立つので、求める範囲は

で表される三角形の周および内部である。その頂点は

である。

(4)

平面で全体に対応する範囲は、頂点をもつ三角形で、その面積はである。(3)の三角形の面積は

である。の対応は面積比を保つので

である。

解法2(重心座標の消滅時刻と行列式面積を使う方法)

(1)(2)

Xの重心座標は 、Dの係数は である。DからXへ割合 だけ進んだ点の係数は

平面OAB、OBC、OCAではそれぞれ第3、第1、第2成分が0になるから

(3)

三角形ABC内の条件 のもとでは各分母は正である。よって

前者から も従うので、領域は

である。境界線の交点を求めると頂点は

となる。

横浜国立大学 2023年度 第3問の図1

(4)

上の3頂点を とすると、行列式により領域の面積は

一方、三角形ABC全体に対応する 領域の面積は である。写像 は一定の面積倍率をもつので