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広島大学 2017年度 前期文系数学 第2問

座標平面上の3
O(0,0),A(3,0),B(1,2)
を考える.Cを線分OA上にあり,OBC=45を満たす点とする.また,Px座標がtである直線OA上の点とする.点Q,R,Pを次により定める.
(a) 点Pを通り傾きが1の直線と,直線ABの交点をQとする.
(b) 点Qを通り直線OBに垂直な直線と,直線OBの交点をRとする.
(c) 点Rを通り直線BCと同じ傾きをもつ直線と,直線OAの交点をPとする.
次の問いに答えよ.
(1) 点Qの座標をtを用いて表せ.
(2) 点Rの座標をtを用いて表せ.
(3) 点Pの座標をtを用いて表せ.
(4) 点Px座標をf(t)とする.数列{tn}
t1=2, tn+1=f(tn) (n=1,2,3,)
により定める.数列{tn}の一般項を求めよ.

難易度5/ 10計算量6/ 10目安18

図形と方程式数列 座標設定、計算整理、漸化式の変形、特性方程式

方針

まずC=(c,0)を角度条件から求め,直線BCの傾きを確定する。点QRPは直線の交点計算で順に求める。最後は一次漸化式tn+1=9tn6を固定値からの差に直して解く。

解答

(1)
C=(c,0)とおく。BO=(1,2)BC=(c1,2)であり,OBC=45より5c5(c1)2+4=12である。これを解くと3c2+10c25=0となり,線分OA上にあるからc=53である。よって直線BCの傾きは3である。

P=(t,0)を通り傾きが1の直線はy=xt,直線ABy=x+3である。したがってQ(t+32,3t2)である。

(2)
直線OBy=2xであり,これに垂直な直線の傾きは12である。R=(x,2x)とおくと,QRの傾きが12であることから2x3t2=12(xt+32)となる。これを解いてR(9t10,9t5)を得る。

(3)
Rを通り傾き3の直線はy9t5=3(x9t10)である。y=0とおくとx=9t6であるからP(9t6,0)である。

(4)
(3)よりf(t)=9t6であるからtn+1=3216tnである。固定値αα=3216αよりα=97である。したがってtn+197=16(tn97)であり,t1=2からtn=97+57(16)n1である。

別解

解法2

方針

各操作を座標のアフィン変換として合成し,P=(t,0) から P=(f(t),0) への写像を一度に求める。

解答

(1) AB:y=x+3P を通る y=xt の交点よりQ=(t+32,3t2).(2) OB への正射影公式を用いるとR=Q(1,2)5(1,2)=(9t10,9t5).(3) OBC=45COA から C=(5/3,0),よって BC の傾きは 3R を通る平行線と y=0 の交点はP=(9t6,0).(4) tn+1=(9tn)/6。固定点 9/7 との差を取ればtn97=(16)n1(297),したがってtn=97+57(16)n1.

総評

難度5,計算量6。想定時間は18分程度。直線の交点を三段階で正確に処理し,最後に一次漸化式へつなぐ問題である。Cの座標を先に求めてBCの傾きを固定すること,Rを直線OB上の点として置くことが計算を短くする。

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出典: 広島大学 2017年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。