問題
座標平面上の点を考える.を線分上にあり,を満たす点とする.また,を座標がである直線上の点とする.点を次により定める.(a) 点を通り傾きがの直線と,直線の交点をとする.(b) 点を通り直線に垂直な直線と,直線の交点をとする.(c) 点を通り直線と同じ傾きをもつ直線と,直線の交点をとする.次の問いに答えよ.(1) 点の座標をを用いて表せ.(2) 点の座標をを用いて表せ.(3) 点の座標をを用いて表せ.(4) 点の座標をとする.数列をにより定める.数列の一般項を求めよ.
出典:広島大学 2017年度 前期 文系 第2問
方針
解法1
まずを角度条件から求め,直線の傾きを確定する。点,,は直線の交点計算で順に求める。最後は一次漸化式を固定値からの差に直して解く。
解法2
各操作を座標のアフィン変換として合成し, から への写像を一度に求める。
解答
解法1
(1)
とおく。,であり,より
である。これを解くととなり,線分上にあるからである。よって直線の傾きはである。
を通り傾きがの直線は,直線はである。したがって
である。
(2)
直線はであり,これに垂直な直線の傾きはである。とおくと,の傾きがであることから
となる。これを解いて
を得る。
(3)
を通り傾きの直線は
である。とおくと
であるから
である。
(4)
(3)よりであるから
である。固定値はよりである。したがって
であり,から
である。
解法2
(1)
と を通る の交点より
(2)
への正射影公式を用いると
(3)
と から ,よって の傾きは 。 を通る平行線と の交点は
(4)
。固定点 との差を取れば
したがって