方針
交点は二つの曲線の方程式を直接等置する。C1の接線を求め,それがC2のある点での接線と一致する条件を係数比較で解く。最後は接線,C1,C2で囲まれる部分を交点pで二つに分けて積分する。
解答
(1)
交点では4x3−1=x3であるから,3x3=1である。よってp=331である。
(2)
C1の導関数はy′=12x2である。A=(a,4a3−1)における接線はy−(4a3−1)=12a2(x−a)すなわちy=12a2x−8a3−1である。
(3)
C2のx=bにおける接線はy=3b2x−2b3である。これが(2)の直線と一致するから3b2=12a2,−2b3=−8a3−1である。前式よりb=±2aである。b=2aのとき8a3=1となり,a=21。b=−2aのとき24a3=−1となりa>0に反する。よってa=21である。
(4)
(3)のとき,接線はy=3x−2,C2との接点はB=(1,1)である。またA=(21,−21)である。r=331とおくと,求める面積は∫1/2r{(4x3−1)−(3x−2)}dx+∫r1{x3−(3x−2)}dxである。これを計算すると[x4−23x2+x]1/2r+[4x4−23x2+2x]r1=(34r−23r2−163)+(43−1225r+23r2)=169−43rである。したがって面積は169−4333である。
別解
解法2
方針
接線を y=mx+c とおき,2本の3次曲線との接触条件を重解条件で表す。面積は接点と交点で区間を分ける。
解答
(1) 4x3−1=x3 よりp=3−1/3.(2) C1 の x=a での接線はl:y=12a2x−8a3−1.(3) l と y=x3 の交点方程式が重解をもつとする。その重解を b とすれば傾き条件から 3b2=12a2,切片条件から −2b3=−8a3−1。a>0 を満たすのは b=2a, a=1/2 である。
(4) このとき l:y=3x−2,接点は A=(1/2,−1/2),B=(1,1)。したがって∫1/2p(4x3−1−3x+2)dx+∫p1(x3−3x+2)dx=169−4333.
総評
難度5,計算量6。想定時間は18分程度。接線の一致条件をC2の接点bで置くと処理が短い。面積では,C1とC2の交点を境に上側の曲線が変わるため,積分区間を分けることが重要である。
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出典: 広島大学 2017年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。