方針
と見て,固定した和 に対する積 の範囲を調べる。長方形全体の像は で同じ方法により上下境界を出し,積分で面積を求める。
解答
(1) である。上に開く放物線で, 軸との交点は ,頂点はである。
(2)
条件(A)では ,,, である。和 を固定すると, であり,である。これが求める存在範囲である。
(3)
条件(B)では ,,, である。和 を固定すると, であり,である。これが求める存在範囲である。
(4)
長方形全体では , であり, とおく。固定した に対する範囲はである。したがって求める面積はである。
別解
解法2
方針
条件 (A) と (B) を、長方形の下半分・上半分の像として扱う。写像 の各辺の像と、固定した和で積が最大になる対称点 を調べ、2つの像をつないで全体の面積を求める。
解答
(1)
平方完成するとしたがって、軸は 、頂点はであり、 軸との交点はである。これらを通る上に開く放物線を描けばよい。
(2)
係数比較から条件 (A) の正方形の辺を移すと、 平面ではまた、和 を固定したときだから、最大値は である。よって存在範囲は(3)
条件 (B) の長方形の4辺の像はである。固定した に対して はこの許容区間で単調に増えるので、存在範囲は(4)
元の長方形は条件 (A) と条件 (B) の長方形を合わせたものである。したがって、その像はよって面積は
総評
難度6,計算量6。想定時間は20分程度。二次式の係数を根の和と積として読み替え,固定した和で積の最大・最小を調べる問題である。図示では境界曲線と折れ線を明確にし,面積計算では区間分割を誤らないことが重要である。 別解では2つの長方形の各辺がどの境界へ移るかを対応づけ、全体の像と積分区間を図で確認できるようにした。